難しい問題なんてない
節目節目では新しいことにチャレンジしてみようと思うものですね。でもそれを継続するのが難しいのはどうしてでしょうか?
それは少しずつプロセスが複雑になっていくからです。
人間には欲がありますから、もっとうまくできるようになりたいとか、もっとお金を稼ぎたい、認められたいという感情が芽生えてくる。これが物事を複雑にしてしまうんですね。趣味でも仕事でも、楽しめなくなったら要注意です。
ハードルを下げる
たとえば楽器の練習とかブログの更新。続けないと上手になりません。僕は趣味でピアノを弾きますが、「弾きたい時に弾く」ということで続けてきました。これが、毎日1時間練習する、と決めてしまうと楽しめなくなります。
もちろん目標を持つことは大事です。ただ、続けるためには大きな目標の他に、本当に小さな小さな目標も必要なんです。
たとえばピアノなら、
やさしい曲から弾く
1小節だけ憶える
難しい曲は分解して練習する
というように、はじめの一歩を踏み出しやすい目標を設定してあります。
こうしてハードルに幅を持たせておくわけです。時間がない時や疲れている時は少しハードルを下げる。その代り勢いが付いたときはハードルを上げる。これを繰り返しているうちに、少しずつハードルが上がっていって、それまで最高だった場所が、最低のポイントになる。これが理想です。
お金のことを忘れる
ブログも一時アフィリエイトで副収入、ということばかり考えて書けなくなった時期がありました。副収入というのはあくまでも結果だ、ということはわかっていても、なかなか誘惑に勝てませんでした。といって稼げる記事を書けていたかと言えばそうでもない。ええ、本当に中途半端だったんです^^;;
そこで一度初心に戻ってシンプルに考えることにしました。まずお金のことは忘れる。自分の書きたいことを読んでくれる人の役に立てるように書く。一記事になんでもつめこもうとしない。
こうして少しずつそぎ落として行った結果、あらためて日記から始めることがベストだという結論にいたりました。
日記から再スタートする
日記というのはその日にあったこと、あるいは感じたことなど、自分にとっての「事実」を書き出すだけなので、書くことがない、ということは絶対にありえません。どんなに短くても、それこそたった1行であっても書くことは必ずある。このようにしてまずは「毎日アウトプットすること」事体を習慣にしていきました。
これはハードルとしてはかなり低いと思います。
おもしろいもので、肩の力を抜いている時の方がスラスラ書けたりします。それはそこにお金がほしいとか、人に認められたい、という考えがないからです。純粋に自分というフィルターを通したものを書き出すだけです。
思考をリセットする方法
僕のようにハウツー本を読んでがんじがらめになってしまっている方はわりとたくさんいらっしゃるようですが、一度リセットしてみることをおすすめします。
続けられなくて悩んでいる事というのはもともと心からやりたいことだったはず。それがなんらかの理由でプロセスが複雑になってしまった。もうどこから手をつけていいのかわからないくらい込み入っていて、それを解きほぐすことを考えるだけでストレスになってしまう。そんな状態です。
シンプルに考えるには一度すべて捨てる必要があります。やり方を少しずつ変えるのではなく、一度すべて捨てて、本当に大切だと思ったものだけ残せばいいんです。では残るものってなんだっていうと、「好きなこと」とか「やりたいこと」なんです。
これがいろんな情報や欲望などでコーティングされて見えなくなってしまっていただけです。
まとめ
photo byPuddle Hurdler by clappstar