苦手なことは得意な人に任せよう
僕はもともと「苦手なものは苦手なままでいいじゃないか」って考えてしまう楽観的な人間ですが、人間関係ではそうとばかり言っていられないこともあります。
そもそも人間関係での苦手意識というのは、自分と相手との距離感の問題です。お互い相手のことをよく知らない。あるいはもう、性格とか趣味が全然違う。でも違うからと言って苦手だと決めつけるのはちょっと早いです。まして嫌う必要なんてありません。
仲良くならなくてもいい
職場の人間関係は円滑な方が仕事がスムーズに進みます。これは間違いありません。ただ、気をつけなければいけないのはコミュニケーションをとることと仲良くなることは決してイコールではない、ということです。
僕はむしろ、仲良くなり過ぎることは仕事に支障が出ると思っています。「まぁこれくらいはいいよね」というスキが生まれると、仕事の質が低下したり、効率が落ちたりするものです。
個人的にはどんなに親しくなってもいいですが、仕事上のコミュニケーションは淡々と正確に行われるべきです。
常に相手側から考える
人間関係で悩んでいる人の話を聞いていると、必ずと言っていいほど、「自分は悪くない」と思っています。いえ、相手もそう思っている。だからいつまでたっても平行線なんですね^^;
なので、相手側から考えるってものすごく大切なんですよ。これはもう理屈ではなくて、単純に「自分が相手の立場だったらどう思う?」って話です。
たとえば人に何かをしてもらっても「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えなかったり、ちょっと迷惑をかけてしまって「ごめんなさい」の一言を言わなかったり。人間関係の本当に基本的な部分なんですが、これが当たり前のようにできる人とそうではない人とではやっぱり信頼度に大きな差が生まれてしまいます。
ポイント感謝されてうれしくない人はいない
相手の良い所を探す
相手の良い所を探すというのもトレーニングとしてはかなり効果的です。どんな人にも良いところがあるし、こちらがどう転んでもできないようなことを軽々やってしまう人もいる。
僕はなにごともマイペースなので、グイグイ来るタイプの方は正直苦手です^^;
でもそういう方はリーダーシップも発揮しやすく裏表のない方が多いので、決して嫌いではありません。つまり、相手の良い所、得意なところが見えていれば、苦手でも嫌いにはならない、ということです。
ちなみに僕自身はマイペースなぶん、いつも物事を引いて見ているので、トラブルが起こってもわりと冷静な判断ができます。組織の中で自分の良い所、強みをどう活かすかを考えるのも気がラクになるコツですよ。
自分をちょっとだけ変える
職場の人間関係はそう簡単に変えられるものではありません。毎日顔を合わせることになりますし、それが何年も続くことになるわけです。なので、本当に嫌なら、最終的には自分が辞めるしかありませんが、それはあくまで最終手段です。
同じ会社、同じ職場でも、自分の見方、考え方をちょっとだけ変えるだけで気がラクになりますよ。
これは人を育てる時にも応用できるのですが、部下が苦手なことをなんとか克服させようとするのは大変なエネルギーを必要とします。それよりも、部下が潜在的にもっている強みを引き出して上げた方が、本人も自主的に行動するようになります。
得意な人にお願いする
ではその苦手なことは苦手なままでいいのか?って話になるのですが、自分が苦手なことは得意な人にやってもらえばいいんです。得意なことを伸ばした方がその人は成長できますし。
僕自身も苦手なことはできるだけ人にお願いするようにしていますし、仮に自分でもできることであっても、僕よりもずっと上手にできる人がいればお願いすることにしています。なぜなら、その方が会社全体のパフォーマンスが上がるからです。
なにより、自分でなんでもマスターするにはあまりにも時間が足りません。というか、そんなことは不可能です。ただ、自分がやりたいことがあったり、得意なことをやる過程でどうしても身につけなければいけないスキルとか知識があったりします。これは自分でやらないと先に進めません。正確には、その部分にきちんと向き合うことで、先々同じ問題を抱えずに済むということです。
まとめ
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす