NLPとは
NLPとは「Neuro-Linguistic Programming(神経言語プログラミング)」のことです。
もともと「うまくいっている人」のやり方を研究し、体系化したものなので、NLPは全体的にとても肯定的な考えに基づいています。
僕自身最後に紹介させていただく3冊の本は時々読み返します。
ネガティブな思考が少しでもあるとパフォーマンスが落ちますので。
たとえば人間関係で言えば自分の事ばかり考えてカラまわりしたり、仕事や自分のライフワークであれば心配ばかりしてしまい、なかなか行動に移せなくなる、などです。
同じ一日、時間は限られています。
どうせなら自分を肯定し、自信を持って過ごしたいですよね。
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失敗はない?
すべてを「フィードバック」と考えると、そもそも失敗というものはないことがわかります。
何事も新しい事をはじめればうまくいかないことが多いですが、それを「うまくいかない方法をみつけた」と考えれば、次は別の方法を試せば良いだけです。
NLPを学ぶ意味は?
常によりよく生きるためです。
たとえば
人間関係で悩みたくない
仕事を効率的にすすめたい
自分に自信を持ちたい
などをひとつずつ改善していくということです。
とりあえず3つ
NLPは多岐にわたるので、今回は僕自身が特に意識して普段使っているものを3つ上げてみました。
・ゴールの設定
・メタモデル
・リフレーミング
①ゴールを設定する
手の届きそうもないゴールを設定する
僕はできるだけ手の届かないゴールをいくつも設定しています。
ひとつだけ例をあげさせていただければ、年収をズバリ10倍にすることです。
これを「3年で実現している」というゴールを設定しています。
理由は2つありまして、ひとつは今の収入ではやりたいことをやるのがかなり限定されてしまうことと、もうひとつは家族と過ごす時間を増やしたいからです。
普通は「そんなの無理だよ」「もっと現実を見なさい」と言われます^^;;
ですがNLPの世界では「うまくいくとしたら何をしますか?」という考え方を前提としています。
そのために今の自分になにができるかを具体的に考えるようになります。
自己評価が高くなればパフォーマンスも高くなるので結果的に同じ時間でたくさんのことができるようになります。
行動が変わる
僕は今の会社で現場の作業メインでやってきましたが、ゴールを設定してから、自然とデスクワーク中心になり、今は経理も兼任しています。
収入を10倍にする、ということが実現するかどうかはわかりません。
ですが、そのような目標を立てたおかげで視野が広がったことは確かです。
少なくとも会社勤めでひとつの収入源だけではムリですから、他の収入源を得るにはどうすればいいだろうと考えられるようになりました。
そのためには経営の実務も知っておきたいので、経理をやらせてもらうということは必要不可欠だと考えました。
このような考え方はゴールを設定する前にはまったく出てこない発想でした。
こうして少しずつですが更新しているブログもそうです。
1年前まで自分が独自ドメインまで取得してブログを立ち上げるなんて考えていませんでした。
大きなゴールを設定するほど、自分の思い込みとか制約のようなものが解除されやすくなるので、行動そのものが変わってきます。
ブログの書き方も少しずつ変わってきています。
はじめは正直なところ、普段考えていることをとりあえず書いてみようというスタイルでした。
それで満足していたんですね。
でも公開している以上は読んでくれる方達がいらっしゃるので、読みやすさも意識するようにしています。
②メタモデル
情報の回復
普段僕達は人に何かを伝える時、たくさんの情報を省略しています。
「こんなことは言わなくてもわかることだ」と決めつけて、相手もわかっている前提で話をしていて、いつのまにか話が食い違っていた、ということは決して珍しいことではないと思います。
ですので不足している情報を回復してあげる必要があります。
わかりやすいのが「5W1h」で確認してみることです。
一通り聞いてから「これはこういうことですよね?」と確認すると良いと思います。
もちろんこちらが相手に何かを伝えるときはできる限り具体的に伝えるようにします。
「メタモデル」は正しい情報を把握するためのツールと考えるとわかりやすいかもしれません。思い込みによって事実がゆがめ
られてしまうということは、日常的にあることです。
よく会議でも議事録はとっているものの、なにが決まったという訳でもないという場合があります。
これも「いつまでに」「誰が」「なんのために」「何を」「どうやって」などを確認しながら進めていくと、責任の所在もはっきりとし、具体的に決まる事が多いです。
自分がわかっていると思う事でも、相手には「伝わっていないかもしれない」というスタンスで情報を回復し、かみ砕いて話しをすると伝わりやすくなります。
③リフレーミング
人間関係でなんとなく苦手だとか、怖いと思うひとがいると思います。また、職場でも必要以上に上司や社長を恐れて萎縮してしまう場面もあると思います。
僕自身そうでした。
早い話が、言いたい事が言えない。
おかしいと思う事があってもそれを指摘できませんでした。
ですがこの「リフレーミング」という手法を知ってから、ひとの見方が全く変わりました。
リフレーミングというのは相手や自分自身に持っている固定観念を壊すというよりは、「上書きする」「再構築する」という感じでしょうか?
具体的には、「本当にこの人は怖いのかな?」と冷静に考えてみると客観的にみられます。
僕もよく紙に「自分」と「相手」を書いてお互いが思っているであろうことを書いてみたり、どのような関係になっているか図で表現してみたこともあります。
方法はこれだけではないのですが、重要な事は、一度自分の中から外に出すというプロセスは必要だということです。
そしてまずやる事は、自分自身のリフレーミングを行う事です。
僕も徹底的に自分を肯定し、年齢とか忙しさを言い訳にせず、今の自分は常に最高の自分なんだと考えるようにしました。
すると、他のひとの生き方も肯定できるようになります。愚痴を言うこともほとんどなくなりました。
例えばいつも口うるさい上司は、もしかしたら期待してくれているのかもしれません。
なんとなく苦手な部下も、もしかしたらこちらが怖くて緊張しているだけかもしれません。
そうやって冷静に自分と相手の関係をみる練習をすると、こちらの見方が偏っていただけ、ということも少なくありません。
見方が変わる
ひとには長所と短所がありますが、肯定的に見ればすべて「良いところ」に見えてきます。
僕はどちらかといえば「裏方」の方が好きです。
一日本を読んだりパソコンの前に座っていても苦ではありません。でもそれが嫌でたまらないという方もいるでしょう。
とにかくおしゃべりが好きで、細かな仕事は苦手だけれども、職場全体を明るくしてくれるムードメーカーの方もいらっしゃるかもしれません。
それぞれに好みがあり、価値観も違います。では「これが一番価値がある生き方だ」というものがあるかといえばきっとそれはないと思います。
まずは自分自身のリフレーミング。そして今ある人間関係をすべてリフレーミングです。
明日から実践
まずはこの3つを続けるだけで、まったく同じ環境のはずなのに、ひとも仕事もすべてが違って見えてくるはずです。
逆の立場だったらどうなのよ?NLP「ポジション・チェンジ」で職場の人間関係を速攻改善
これらはNLPのほんの一部です。
僕自身の経験と見解も含まれていますが、NLPを学んでおくことは子供が3人いる親として、教育の面でもとても重要だと思います。
つい言う事を聞かないと頭ごなしに怒ってしまう、イライラしてしまう。
でもどんなに口でもっともなことを言っても、子供は親の言動そのものを見ています。
まず親自身が肯定的に毎日を送ることです。
これからも少しずつ紹介していきますのでまた次回に。
以下に参考にさせていただいた書籍を紹介させていただきます。
参考文献