「できる理由」を考えよう
目標達成できない人の特徴
脳科学的には、僕たちが普段何気なく使っている言葉が自分自身に与える影響はとても大きいそうです。「失敗したらどうしよう」と思いながら行動していると、頭の中に失敗している自分の姿が浮かんでしまうため、結果的にうまくいかない方に引き寄せられてしまいます。
たとえば「時間がないから無理」「自分の能力では難しい」などはその典型で、その思考が選択肢を狭めてしまうことになるので、目標を達成できる確率が下がってしまうわけです。
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自分に前向きな質問をする
目標を達成するための一番の近道は、自分に前向きな質問をし続けることです。
- この仕事を時間内に終わらせるためにどうすればいいだろう?
- 今の環境で自分にできることは何か?
といった前向きに問いかけると、脳も「できない理由」ではなく「どうすればできるか」を考えようとします。前向きな質問が前向きな答えを生み出すため、良いアイデアも浮かびやすくなり、目標も達成されやすくなるというわけです。
もちろん失敗してしまうこともありますが、そういう時でも「この失敗から学べることはなんだろうか?」と自分に質問すれば、「次はこの点を改善しよう」と具体的な計画を立てることができます。
仕事に応用する~残業を減らしてみる
たとえば残業することが当たり前になっているという方は、まず自分が帰りたいと思っている時間を設定すると良いと思います。それが午後6時だとしたら、帰宅してリビングの時計を見たら午後6時を指している、などできるだけ具体的にイメージします。
そして
「6時に帰宅するにはどうすればいいだろう?」
と自分自身に質問をするわけです。この時、出勤して帰宅するまでのプロセスをすべてチェックしてみましょう。たとえば通勤時間を30分すると5時半には会社を出ていなければいけません。そこから逆算していくと、「この作業はもっとスピードアップできる」とか、「人に任せても平気だ」、というように改善できるポイントが見えてくるものです。
普段から残業することが習慣になっていると、改善する方法さえ見えないんですね。
自分に質問する習慣が身につくと、意識して行動できるようになります。
「どうすれば時間内に終わらせられるか」と考えている人と「仕事が片付いた時が仕事の終わり」とマイペースな人とでは仕事の効率が全く違いますから。
プライベートに応用する~趣味の時間を増やす
プライベートの目標だったら、家族と過ごしたり趣味の時間を増やす、健康のために運動する、などでしょうか?
特に趣味や健康に関することは「今さら...」なんてネガティブに考えて本気で取り組まなかったりするものです。
ですがこちらも
「大好きな趣味を続けるために健康を維持するには?」
という質問をしてみると、じゃあ通勤帰りはひと駅前で降りて歩こうとか、夜は油ものは控えよう、と考えるようになります。僕が残業をしないのは趣味のため、といっても言い過ぎではありません。定時に帰ることができれば家族と過ごす時間も増えるし、ピアノを弾いたりゲームをやることもできます。