電子ピアノを使ってDTM環境を作る
今はフリーのDAWもたくさんありますし、パソコンはもとより、オーディオインターフェースやMIDIキーボードも中古で簡単に手に入れることができるので、ちょっと作曲をしてみたい、という方にとって敷居はかなり低くなっているのではないでしょうか?
僕も趣味で続けているパソコンでの作曲、いわゆるDTM(デスクトップミュージック)にはなかなか時間が取れない日々が続いているのですが、昔買った機材やソフトを生かす機会があったので、なんらかの参考になればと記事にしてみました。
photoPICT8957_2 by hideyourarms/bigguybigcity
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ROLAND-HP337R
電子ピアノはROLANDのHP337Rをもう15年以上使っています。
作りがしっかりしているせいか今でもとても良い状態をキープしていますよ。
毎日長時間練習しないというのもありますが^^;
今は小学生の娘がたまに部屋に来て練習に使っています。
当時20万くらいしたものなのでこれはこれで大きな買い物だったのですが、そこで思い切って買ったからこそ、今も趣味として続いているといっても言い過ぎではありません。
DTM環境
今はiMacでLogicPro+ローランドのオーディオインターフェース 「QUAD-CAPTURE UA-55」+ヤマハのMIDIキーボード「CBX-K2」という作曲環境が作れてはいるのですが、昔買ったSONAR8.5とUA-25EXがクローゼットの中で眠っているのが気になっていました。
ちなみにSONARはWindows専用DAWです。
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僕の部屋は電子ピアノとiMacが置いてある場所は少し距離があるんです。
なので、以前からこの電子ピアノ付近にもDTM環境を作りたいと考えていました。
曲のメロディーは電子ピアノで遊んでいる時に思いつくことが多かったので。
ちょうどお古のノートのWindows機があったので、メモリだけ増設してメンテナンスしたら動いてくれました。
ところで、このヤマハ「CBXーK2」というMIDIキーボードは49鍵盤です。
標準鍵盤なので弾きやすいのですが、ステップ入力には最適です。
かなり古いのですがタッチレスポンスもついていますし、フットペダルもつなげられるので気に入っています。
ただ、曲の全体像を考えるときは88鍵盤の方が僕は良いので、HP337RのMIDIデータでパソコンに送れるように設定。
これで簡単に「曲メモ」をパソコンに記録できるようになります。
MIDIキーボードは通販などで買うこともできますが、鍵盤の大きさや引き心地などは後々気になってくるポイントですので、できれば店頭で実際に触れることができると良いかもしれません。
外部音源ヤマハMU2000を生かす
それこそもう15年も前に発売されたヤマハの外部音源(XG)MU2000ですが、お気に入りの音色がいくつかありまして、こちらもどうにか生かしたかった。
特にMU2000にはプラグインモジュールとしてPLG150-VLとPLG150-PFを差し込んであるので、単純にもったいなかったんです(笑)。
このPLG150-VLとPLG150-PFというのは追加の拡張音源でして、MU2000内部のスロットに差し込むようになっています。
それだけで1枚数万円したかと思いますが、当時はまだ独り者で実家暮らしだったから可能な買い物でした(^^;。
ちなみに当時は音源付属のヤマハ「XGworks」で作曲していました。
このDAWでMU2000を自由にコントロールできるので使いやすかったのですが、WindowsXPまでしか対応していないのと、作った音楽をオーディオファイル化するのがとても面倒だったので新しい作曲環境も考えつつありました。
SONAR8.5studioも持っていたのですがパソコン買い替えを考えていた時に、Macの「LogicPro」も良いらしいということを知りました。
というか、「LogicPro」のためにMacに乗り換えたようなもんです。
ちなみに僕は当時こちらのセットを購入しました。
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SONARを生かす
SONAR8.5も今となっては古いは古いDAWです。
ただ、MIDIデータをオーディオファイル化できるバウンス機能はついているので、電子ピアノでの演奏で素材をつくり、Logicでオーディオファイルとして編集するということも可能だなと思いました。
もちろん、UA-25EXに音を送っておけば演奏そのものをオーディオファイル化することもできます。
SONAR8.5にもプラグインシンセがついているのですが、ある程度PCのスペックが高くないと強制的にストップしてしまうこともあります。
今回使用したノートPCのOSはWindows7Home32bit、基本スペックとしてはCPU1.6GHZ、メモリーは2GB→4GBに増設しました。
32bit機では4GB以上のメモリーを差しても3GB前後しか認識されませんけどね。
HDDも、もともと80GBしかないPCなのでトータルの処理能力はそれでも「なんとか使える」レベルです。
その点、外部音源であるMU2000を使えば軽いMIDIデータを送るだけなので全く問題なくなりました。
ちなみに、SONAR8.5にMU2000を認識させるとXG音源をコントロールすることができます。
これでSONAR側で音色指定など設定できるので、だいぶ実用的な環境になりました。
【結果】とりあえず鳴りました
正直なところMU2000はピアノ・ドラム系の音色はちょっと弱いですね。
ピアノに関しては先ほどのPLG150-PFでそれなりの音色まで持っていけますが、ドラムはかなり厳しいです。
なので、ドラム系に関してはSONAR8.5付属のプラグインシンセを使用しています。
まとめ
僕もよくハマりますが、凝り始めるとスペックとか操作性ばかりに気を取られて、作曲そのものがおろそかになります。
曲を作るより、使いこなせるようにならなきゃと焦ってしまうんですね。
いえ、ブログの更新もそうなんですが^^;;
確かに音は良い方がいいし、たとえばDAWだって最新のものの方が便利な機能がたくさんあります。
また、そんな高機能ソフトを動かすためのパソコンだって高スペックな方がいいに決まっています。
そうなのですが、それが目的になってはなにも形になりません。
・・・というわけで、マメに作曲、ブログ更新していくことにしました^^
Macユーザーなら絶対コレですよ。