言わなきゃわからないこともある
相手の反応は変えられる
自分が思っているように話が相手に伝わらないということは日常的によくあることです。こちらの説明が足りない、相手がたまたま他のことを考えていて耳に入っていなかったなど理由はいろいろあるのですが、いずれにせよ「相手の頭に残ったこと」が全てです。
NLP(神経言語プログラミング)の世界では相手の反応が自分のコミュニケーションの作り出した結果であるという風に考えます。これはすべてこちらに責任がある、ということではなくて、それくらいこちらの対応の仕方によって相手の反応も変わってしまうということです。
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気持ちよく話を聞く
山登りが好きな友人がいるのですが、残念ながら僕はあまり興味がありません。いえ、低い山なら子供の頃の遠足で登ったこともあるので、登ったら登ったで楽しいだろうなということはわかっているのですが、今は他に興味のあることがたくさんあるので正直それほどでもないんです。
でもそこで「あ、そうなんだ。ふーん」と軽く聞き流されたらあまりいい気持ちはしませんよね。自分が好きなことって誰かに話したいし、関心を持ってもらいたいものですから。ある日「今度は富士山に登ろうと思うんだけど」と言ってきたので、「どんな格好でいくの?」「頂上ってやっぱり寒いんだろうね」と聞いてみるとうれしそうに話し始めました。
話を聞くことも大切なコミュニケーション
断る時はハッキリと
最後には「じゃあ今度一緒に行こうよ」と言われましたが、「疲れるから行かないよ」と笑顔であっさり断りました。中途半端に断るよりはお互いスッキリしますからね。
そこはもう長い付き合いなので断ったことで気分を害することはないですが、僕はどんな関係であれ、嫌なものは嫌だと言った方があとあと良い結果につながることが多いと思っています。相手に気を遣って我慢して「なんでわかってくれないんだろう」とイライラしても、相手にはどうしてイライラしているのか伝わりません。
わかってもらうことを期待するより、どうすれば伝わるかを考える
まとめ
僕が気をつけているのは、仲がいいからといって「言わなくてもわかっているだろう」と甘えないことです。家族間では特にそうです。
家族だからこそ、伝えることはきちんと伝える。僕が伝えたいように伝わってはいないかもしれませんが、それすらやらなければどんなに親しい間柄でも溝が生まれます。普段からそうしているので、子供たちも自分の考えはきちんと言葉にするようになりました。