いらないものはいらない
売る側の勘違い
どんな商品でも徹底的に売り込めば誰にでも売れると思っている人がいます。
セールスの電話なんかでもそうですが、断ってもしつこく電話してくる人は「もったいないなぁ」と思ってしまいます。
こちらは少なくとも今必要ではないので「いらないよ」と言っているわけです。
それがどんなに良いものでも、激安商品であってもそれは変わりません。
「そのうち根負けして買ってくれるかもしれない」と思っているのかもしれませんが、それは完全に逆効果です。
その商品に関心がない人にとっては時間の無駄なんです。
すでに「いらない」「買わない」と決めているので、どんなデータを見せられてもやっぱりいらないものはいりません。
仕事でもプライベートでもそれは同じです。
逆に、そもそも欲しいと思うもの、普段から「こういうものがあったらいいな」と思うものについては基本的に即買いです。
僕達は必ずしも機能とか価格などを冷静に分析して商品を買うわけではありません。
むしろ「衝動買い」の方が多いのではないでしょうか。
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「買って買って」は命令と同じ
もちろんセールスで電話をしてくるということは、ある程度リサーチしているのでしょうし、ノルマもあるでしょうからなんとかして売りたいという気持ちもわかります。
でもはっきり断ってくる相手にエネルギーを費やすよりも、見込みのあるお客さんをターゲットにした方が時間も大切にできますし、わざわざ嫌な思いをせずに済むと思いませんか?
僕にとしては断られたらサラッと「失礼いたしました」と電話を切ってくれた方が印象が良いです。
こういう会社は電話をした相手に買ってもらうことよりまず、相手がその商品やサービスに関心があるかどうか、見込み客かどうかを判断することを優先させています。
自信がなければできないことです。
仕事で商談の場でもそうですが、「一応こういう提案もありますが検討してみてください」という言い方をされると、それだけ自信があるんだろうな、と思います。
「買って買って」と言われるとイライラしてきますね。
無理やり相手を動かそうとしているのですから「命令」しているのと変わりません。
子供を見ていてよく感じることですが、子供って親に甘えるためにいろんなことをやります。
わざと暴れてみたり、ふてくされたりしてなんとか親の気をひこうとします。
子供がしつこくなるの時は親に甘えたい時です。
相手に期待している時です。
子供ならまだしも、大人が「しつこいな」と思われたら仕事では致命的です。
部下に長い時間説教をするとか、同僚にしつこくからむといったこともそうですね。
「あの、もういいですか?」って言いたくなります--;
しつこいっていうことは相手の感情も相手の時間も無視しているということです。
相手のことを思えばこそ?
そのかわり僕も人に説教じみたことは言いません。
必要なことを必要なだけ伝えるようにしています。
愚痴もほとんど言っていない(はずです)。
不満がないわけではないですが、見込みがないものに対してエネルギーを使うのは効率的ではありません。
伝えるべきことは伝える。
でもしつこくは言わない。
それが最善かどうかは別として職場でも家庭でも僕はそんなスタイルです。
まとめ
相手が欲しい商品やサービスを提供すること。