行き過ぎたプライドは脳を萎縮させる
反論されることを前提に発言する
同じ会社に長くいると、視野が狭くなります。
毎日同じような作業をするため、頭を使う範囲も限られてきます。
自分が任された仕事にプライドを持つことはとても良いことです。
でもそこに安住してしまうととたんに成長が止まってしまいます。
脳はラクをしたがるからです。
医学博士の加藤俊徳さんは著書『アタマがみるみるシャープになる‼︎脳の強化書』の中で
要するに、プライドや先入観が強すぎると、行動の選択肢を狭め、脳を使うチャンスを減らすことになるため、結果として脳の成長を妨げてしまいかねない、ということです。
といっています。
たとえば会議やミーティングで発言をする時は、事前にその反論も最低3つは考えておきたいですね。
どれだけ自分が根拠のあるデータをもっていたとしても、それが必ずしも賛同を得られるわけではありません。
こういうデータがあるから自分はこう思う、だけでなく、
そもそもそのデータは信頼できるものなのか?
反対の意見ではなぜ問題があるのか?
違う立場の人間だったらどう考えるか?
あたりは反論できるようにしておきましょう。
これも
いや、これだけ調べて考え抜いたんだから自分がいうことは正しいはずだ
というプライドが邪魔をしてしまうと、1つの考えにとらわれてしまいます。
1つの考えにとらわれるということは、他の可能性を考える、脳を使う機会をまたひとつ失うということです。
もったいないですよね。
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どの方法なら最悪の事態にならないか?
最悪の事態を想定できるひとは今という時を大切にできるひとでもあります。
今自分がしていることがどのような意味を持つことになるかわかっているからです。
長期的な視点をもつということは自分のプライドとか思い込みを壊す方法のひとつです。
たとえば経営者が普段から一番恐れているのはいうまでもなく倒産ですね。
今は順調だったとしてもいつもそれは頭の片隅にあるのではないでしょうか。
なので資金繰りがなにより大事だし、会社に現金が残っていることが安心につながります。
経営者にとって最悪の事態というのは赤字になることであり、現金がなくなること。
取引先に支払いができなくなることであり、従業員に給料を払えなくなることです。
だからこそ利益を出せとうるさく言うんです。
毎日の作業そのものが目的になってしまう。
現状を維持することがプライドになってしまう。
こうなってしまうと目先のことしか考えられなくなります。
その点、一般の社員が経営者の感覚を持っている会社というのは強いですね。
現場レベルで利益を上げるためだけでなく、コストを最適化するための方法まで考えるわけですから。
僕は中小企業の強さはそこにあると思います。
経営者、社長との距離が近い分、経営者の考え方や感覚が浸透しやすい。
大手にかなわないことはたくさんありますが、中小にしかない強みもちゃんとあります。
社員全員が自分と同じ感覚で働いていると思ったら、僕が経営者だったら、なんてみんな頼りになるんだろうと思いますよ(笑)
まとめ
脳はラクをしようとします。
なので、意識して脳に刺激を与えていく必要があります。
それは本を読んだり、友達と話をしたり、旅行にいくことでもいいんです。
僕はあまり活動的ではありませんが、本だけはよく読みます。
本を読んでいるからブログで記事が書けているといっても言い過ぎではありません。
仕事だって目の前のことだけにとらわれているとスキルアップはできません。
今では脳細胞は年をとっても増え続けることがわかっています。
ぜひ「こだわり」を捨ててどんどん脳を使っていきましょう。
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