あなたも「あがり」を克服できる
あなたはどんな時にあがりますか?
人前で話をしなければならない時、緊張しますよね。
いえ、僕もそうだったのでよくわかります。
会社での朝礼
会議で発言しなければならない時
大勢の前で質問に答えなければならない時
それはもうドキドキしてその場から逃げ出したいくらい。
変な汗が出てきて手のひらにもじっとりと汗が。
そうしてあがるのが嫌だから人前で話す機会が少なくなってしまう。
でも、あがる、緊張するというのはまわりの環境の問題ではありません。
考え方をちょっと変えるだけで驚くほど気持ちがラクになりますよ。
たとえばあがりを克服できればこんなメリットがあります。
コミュニケーション能力がアップする
人前で堂々と話ができるようになる
相手のことが理解できるようになる
などです。
適度な緊張は血流を良くして脳の働きを活性化させます。
ですがその緊張が度を過ぎると、たとえば身体が上がり過ぎた体温を下げようと汗をかくわけです。
普段はありえないくらい手がベタベタになるくらいの汗が吹き出ますよね--;。
なので大事なことはまったく緊張しない、あがらないことよりも、適度なあがり状態まで下げることです。
いってみれば、あがりを自分でコントロールできるようになることです。
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なぜ人前で緊張するのか?
厳しい言い方かもしれませんが、緊張することが多い人は簡単に言えば自分のことしか考えていません。
うまく話せるか心配
失敗したくない
恥をかきたくない
バカにされたくない
変に思われないかな
・・・これ全部、自分がどう思われるか、ということだけですよね^^;
自分のことしか考えられていないということは、言ってみれば気持ちが内側に向かっている。
周りが見えていないから、みんな自分に注目しているんじゃないか、と思ってしまうんです。
あるいは、上手にかっこよく話をしなきゃいけないんじゃないかと必要以上に構えてしまう。
心理的には常に周りから「見られる側」にいるわけです。
見る側にまわる
たとえば会議の場であなたが緊張している時、おそらく「見られている」と感じているのではないでしょうか?
だから下を向いている時でさえ、みんなの視線が身体中に刺さっている気がする。
でも思い切って一度周りを見渡してみましょう。
みんなこちらのことなんて見てないことがわかるはずです。
基本的にひとが一番関心があることは自分自身のことです。
あなただけがあがっているわけではないし、会議で完全にリラックスできる、という人の方が少ないと思います。
一生懸命人の話に耳を傾けている人
なにかメモを取っている人
一点を見つめてボーっとしている人
今にも寝てしまいそうな人
共感できるところで大きくうなづいている人
観察してみるとみんなそれぞれが「自分のことで忙しい」のがわかってきます。
あなたの言動の全てをチェックしてなにか少しでも落ち度があったら徹底的に追求してやろう、なんてひとはまぁまずいませんから(笑)。
すこしずつ周りをみる時間を増やしていきましょう。
そのようにしてとにかく頭の中で「見られる側」から「見る側」に切り替える。
見る側になるということは今まで内側に向いていた関心を外側に向けるということです。
自分がどう思われるかではなく、
どのように話をすればうまく伝わるのか
どんなことを話せばみんなの役に立つのか
そこに意識を集中させるわけです。
人の目を気にしていた時は緊張してドキドキが止まらなかったのに、本気で相手の立場になって考え始めると、とたんにドキドキはなくなります。
普段からひとを観察する習慣をつける
これは通勤時間や外を歩いている時に練習できます。
ジロジロ見る必要はありませんよ。
ただ歩いている人やモノをよく観るようにするだけで意識は外側に向きます。
そうするとたとえば若い人のファッションとか季節の変わり目のちょっとした変化とか、今まで気がつかなかったことが見えてきます。
徹底的に準備をする
自分のことばかり考えていると、会議の場でも前向きな発言より、言い訳を考えがちです。
自分が責められるんじゃないか、自分の意見なんて価値はない。
そう思っているとどんどん守りにはいり、気持ちも小さくなっていきます。
だからネガティブで言い訳じみた考えばかりが頭の中をぐるぐるまわってしまう。
あなたは会議の前に頭の中がスッキリ整理されていますか?
会議での議題がわかっていれば、それに対する意見はあらかじめ用意することが可能です。
それを1つではなく、10個くらい用意するんです。
他のひとよりも会議のために必要なデータをたくさん集めて分析しておく。
そういう下準備をしておくだけで緊張はかなりほぐれます。
レジュメやメモが手元にあると思うだけで安心できるんです。
自信がないから緊張する?
あなたは今まで人前で話をすることが何回くらいありましたか?
人前で話すのが苦手なひとは、できるだけ人前で話す機会から逃れようとします。
そのためいつまでも場数を踏むことができない。
だから慣れないというのもあります。
発音とか発声とかも大事かもしれませんが、話を聞く側からすればそれは大きな問題ではないんですね。
話す内容がきちんとまとめられ、整理されていれば流ちょうに話すことができなくてもちゃんと伝わります。
まとめ
見られる側から見る側へ切り替える。
しっかりと準備をして話す内容をまとめておく。
あとは場数を踏むだけです。
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