「褒め日記」で一日が変わる
あなたの周りには人の陰口・悪口が好きな人はいますか?
僕は目の前で誰かの陰口・悪口が始まったら、その場からそっと逃げることにしています。
どうしても逃げられない場合は、話は聞いても絶対に肯定しません。人の陰口・悪口を受け入れてしまうと、自分自身の自己評価が下がるからです。
必ずしも自分が口にしなくても、話を聞いてしまっただけで自分が思っている以上にネガティブな影響を受けています。
だからこそ陰口・悪口からは確実に身を守らなければいけません。
人を褒める人、けなす人
人を褒めることができる人は相手の良いところを見ています。
「見ている」というより、良いところを探す努力をしている。相手の欠点や短所は認めながらも、良いところにスポットライトを当てている。だから悪口や陰口が出てこないんです。
一方悪口・陰口が出てしまう人というのは相手の欠点・短所にスポットライトを当てています。
相手のダメなところしか見ないから相手のことを認めることができないし、良いところを評価することもできません。
もちろんこういう人が会社の上司だったら部下は成長できないし、いつまでたっても自信を持つことができませんよね。
人をけなすと自己評価も下がる
人間の脳にはいつも考えていることが強化されるという特徴があります。
例えば毎日「会社に行くのが嫌だなぁ」と思っている人はどんどん会社が嫌いになるし、「今日も仕事で目標達成しよう!!」と思っている人は毎日楽しくスキルアップしていく。
それくらい、「思考の習慣」というものは人生そのものに大きな影響を与えています。
また、他人のダメ出しばかりしている人は、同時に自分自身のダメなところも意識することになります。ダメなところを意識するほど「ダメな自分」のイメージも強化されてしまうので、自己評価はどんどん下がっていきます。
つまり、人をけなすたびに自分自身の自己評価も下がっていくわけです。
人を褒めればメリットしかない
逆に人を褒めることができる人はどんどん自己評価を上げていきます。
あなたが誰かのことを褒めている時、「人の良いところを見るスイッチ」がONになってます。なので、自分自身に対しても自分の良いところがよく見えます。
もちろん褒められた相手も「認めてもらえた」と感じるため自己評価が上がる。
そう、人を褒めるということは100%Win-Winの関係なんです。
また、あなたが第三者に誰かのことを褒めた時、その言葉が第三者を通じて本人の耳に届いた時にも自己評価が上がります。
自己評価が高いと行動力もアップする
ではどうしてそこまで自己評価にこだわる必要があるのでしょうか?
これは僕自身若い頃苦しんでいたことなのですが、自己評価が低いということは、自己評価が高い人よりも断然不利なんです。
自己評価が高い人がカンタンに歩ける道が、自己評価が低い人には急な登り坂くらいに感じる。
なにかをやろうと決めても、「もしうまくいかなかったら」とか「才能がないんじゃないか」という「足かせ」があるわけです。
悩んで考えて、自分を追い込んでやっと「エイッ」っと一歩踏み出さないと行動に移せませんでした。これはすべて自己評価が低いことが原因です。
あとから考えれば、「もっと早くやっておけばよかったな」と思うことも少なくないのですが、だからこそ、自己評価というものは高ければ高いに越したことはありません。
職場で自己評価の高い人たちを増やす
人を褒めることで自分だけでなく自分の周りの人達の自己評価も上げることができれば、アクションを起こせる人が増えていきます。
特に職場では自己評価が高い人が多いほど問題解決や目標達成のスピードも速くなります。
新しい商品を開発しよう、大きなイベントをやってみよう。そう声をかけても「でも失敗したら」なんて人ばかりでは何も先に進みませんから。
「褒め日記」をつける
とはいえ、じゃあ具体的にどうすればいいのという話になりますよね。
一番手軽なのが褒め日記をつけることです。
これは自分自身についてもそうですが、自分が関係するすべての人達に対しても行ってみてください。
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手書きでもパソコンやスマホに入力するのでもいいのですが、ルールとしてはもう「褒めまくる」ということは徹底してください。
どんなに小さなことでも
「○○ができてすごい」
「○○があって幸せだ」
というように、「できたこと」「うれしかったこと」などだけを書き出すのがコツです。
また、
せっかち→決断力がある
といったように、多少ムリにでも今の自分の自己評価が上がるような表現を見つけることで褒める力もアップしていきます。
ちなみにNLPの世界では「リフレーミング」という考え方があるのですが、褒め日記はまさにリフレーミングそのものです。
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まとめ
人を褒めると相手だけなく自分自身の自己評価が上がる。自己評価が上がると自信を持って行動できるようになるため、チームワークもよくなり、仕事力もアップする。
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