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『奇跡のリンゴ』に学ぶ不可能を可能にしてしまう人の特徴

2017年2月8日

あきらめなければ道は開ける


ひとつのことに夢中になれるというのは才能だなと思います。
これは仕事でも趣味でもいいのですが、時間を忘れて打ち込むものがあるというのはそれだけで幸せだなぁと感じてしまいます。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)』に登場する木村秋則さんはまさに、そんなひとつのことに夢中になれる人のひとりです。

それまでの農家の常識では考えられない完全無農薬のリンゴ作りを目指して試行錯誤を重ねて、最後には実現させてしまいました。木村さんのように不可能を可能にしてしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか?

仕組みを知る

木村さんは小さいころから与えられたおもちゃというおもちゃはすぐに分解してしまったそうです。
どんな仕組みでできているのか、分解した部品が全体の中でどのような役割をもっているのか、そういうことが知りたくて仕方がなかったんでしょうね。

彼にとって、玩具は遊ぶためのものではなく、それが動いたり火花を出したりする仕組みをしるためのものだった。機械の内部構造を調べること以上に、少年時代の彼を面白がらせる遊びはなかったのだ。

これは仕事をする上でとても重要なことです。
教えられたことを教えられた通りにやるだけではちょっとトラブルがあるとお手上げになってしまいます。

そこで、この仕事はなんのために存在していて、その仕事をすることで会社やお客さんにどのような影響を与えることができるのか、というところまで分解してみる。

分解してひとつひとつの仕事がどのような意味を持っているのかがわかれば、状況に応じて柔軟に組み立てることができるようになります。

仕事に関心を持ち、仕組みを理解するということは仕事を楽しむ上でも必要不可欠な要素なんですね。

愛情を注ぐ

無農薬栽培を試みるのですがなかなかうまくいかない木村さんはリンゴの木に語りかけます。そして自分がリンゴの木になったつもりで肌で感じ、考える。その中で、様々なヒントを得ていきます。

自分が作った商品やサービスに対して愛情があれば、それは確実にお客さんに伝わります。この商品が最も輝き、生かされるのはどのような瞬間なのか。このサービスが最大の効果を発揮するのはどのような状況の時か。愛情をもって大切にしているからこそ、時とともにバージョンアップさせることができるわけです。

 手を抜かない

だからこそ、絶対に手は抜かない。時間には限りはありますが、その中でできることを最大限にやる。
仕事ができるひとと仕事ができないひとの大きな違いは、やはりこの部分ではないでしょうか。

常識を捨てる

同じ仕事を長く続けていると、視野が狭くなってくることがあります。自分がしていることがすべてになってくる。
すると、新しい知識とか仕事のやり方などを取り入れることに抵抗が生まれてきます。

変化することが怖くなる。
今持っている常識を捨てられない。

でもこれはどこかにいつも妥協があったからです。

木村さんは絶対に手を抜かず、リンゴの木に愛情を注ぎ、研究し続けました。あらゆることを試し、悩んで考え抜いた結果、常識を捨てる境地に達しました。

木村はひとつ失敗するたびに、ひとつの常識を捨てた。100も1000もの失敗を重ねて、ようやく自分が経験や知識など何の役にも立たない世界に挑んでいることを知った。そうして初めて、無垢の心でリンゴの木を眺めることが出来るようになっていたのだ。

仕事をやり抜いてきたひとが時に他人の言葉に耳を貸さないのはそのためです。

あきらめない

言うまでもないことですが、もし木村さんが途中であきらめてしまったら、「奇跡のリンゴ」は生まれませんでした。
ではどうしてあきらめなかったかというと、確信があったからです。いえ、真剣にリンゴの木に向き合っているうちに木村さんの中で「必ずうまくいく」という確信が芽生えたんですね。

だからこそ、 ひたむきに続けることに意味があります。
はじめは常識はずれだと言われたことでも、確信をもってひたむきに続けていくうちに、周囲の目も違ってきます。
そしていつのまにか応援してくれる人が現れてくる。

あきらめないということは周りにいる人たちにもエネルギーを与えてくれるんですね。

死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい

まとめ

自分の仕事に深く関心を持ち、商品やサービスに愛情を持つ。決して手を抜かず、「必ずできる」と自分を信じてひたむきに行動し続ける。何度失敗しても決してあきらめない姿勢が不可能だと思われることも可能にする。

※引用はすべて『奇跡のリンゴ』より

photo Apples by Tom Gill.

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