人が集まるところに人は集まる
活気は作るもの
休みの日は車で出かけた先で食料品を買うことが多いです。
駐車場のある大型のスーパーマーケットは品揃えが豊富なので助かりますよね。
でも、たまに街の商店街も歩いてみると、いろんな発見があっておもしろいですよ。
なにより、活気のある商店街は歩くだけで楽しい。
特にお惣菜とか魚屋さん、八百屋さんがお店の前に商品をバーっと並べていると、それだけでできたて感とか鮮度感がアップするので、ついつい財布のヒモもゆるんでしまいます
その他にもやきとりを炭火で焼く匂いとか生魚の匂い、八百屋さんの威勢の良い売り込み。
商店街の全体的な雰囲気が「活気があっていいなぁ」と思うからこそ、人が集まるんです。
そして人が集まるからさらに活気づくという、とっても良いサイクルができています。
チェック
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商店街はお年寄りにやさしい
商店街は歩いて行けるのでお年寄りにもやさしい空間です。
たとえばお年寄りがショッピングモールや大型スーパーといった広い空間を歩くのは大変なんですよね。
本当は家の近くに活気のある商店街があって、そこで鮮度が良くておいしいものが買えたら、それに越したことはないわけです。
とはいえ、近くに大きなショッピングモールができてしまうと、商店街はお客さんを取られてしまうという現実があります。
実際、そのために”シャッター通り”になってしまった商店街も少なくありません。
これはお年寄りや体の不自由な人達にとってはとても不便なことだと思います。
差別化する
では商店街はただただ、大型のショッピングモールができないことを祈るしかないのでしょうか?
もちろん品揃えや価格では到底かないません。
ですが価格ではないところで勝負することはできます。
差別化ですね。
例えば
- 生鮮のお店であれば、鮮度に特化して、その日仕入れたものは全部売り切る
- カテゴリーに特化するなら、そのカテゴリーについては大手に負けない品揃えをする
- 地元でしか扱っていない商品を積極的に売り込む
差別化できれば、「◯◯ならあのお店」というイメージが定着します。
僕は、「何でも屋」みたいなお店は魅力を感じません。
飽きさせない工夫をする
僕達が通っていたお店から足が遠のいてしまう理由はなんでしょうか?
これでは飽きてしまいますよね。
たとえば最近のファミレスはものすごく勉強してますよね。
行くたびにメニューが変わっていて、定期的に改装もしている。
もちろん味も本物志向でどんどんおいしくなっています。
しかもターゲットを絞っているので、メニューも時間帯によって上手に使い分けられています。
ランチはライス大盛りが無料とか、ファミリー層ならだいたいこれくらいの予算だろう、ということから価格帯も設定されている。
大手ファミレスでさえお客さんを飽きさせないように日々工夫しているわけです。
だからこそ、商店街の小さなお店は何もしなければお客さんはどんどん離れていってしまいます。
チェック
まとめ
商店街の小さなお店が生き残るには他と差別化できるポイントを明確に打ち出す必要がある。
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