速読で快適な読書ライフ!!
著者になりきって読む
みなさんは本を読む時、どこから読み始めますか?僕は裏表紙に書いてある著者プロフィールから読むことにしています。どのような人が書いているのか、その人はどのような経歴があって、他にどのような活動をしているのかといったことを調べておくと、内容がより理解しやすくなるそうです。
著者がどのような目的でその本を書いたのか、どのようなことを伝えたいのかということを考えながら読むと、まるで自分が書いた本を読んでいるような錯覚に陥ることもあります。それくらい入り込むと、内容を批判する前に、丸ごと著者の主張を受け入れることができます。
こうして一度他人の視点をインストールしたで、自分はこう思う、ここは違うんじゃないかということを浮き彫りにしていくと、自分の考えもより明確になってくるはずです。
読書によって自分の中に新しい視点をインストールする
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テーマを決める
ある程度自分が興味があるテーマを決めておくと、本屋さんに足をはこんだ時に自然と関連書籍が目に留まるようになります。また、著者名ではなくテーマで本を探すことで、著者によって考えに違いがあることもわかってきます。
僕の経験では、ひとつのテーマについて5冊程度読むと、内容に重複する部分も出てくるので記憶にも残りやすくなります。
同時に、そのテーマについての知識が増えるほど、本を読むスピードがアップします。
文字は「模様」として見る
小説なんかはじっくり読み進めた方がその世界観を堪能できますね。ですがビジネス書や専門書はなにより必要な知識を吸収することが目的なので、できるだけ短時間でたくさんの本を読んだ方が効率良く学ぶことができます。
一字一字目で追いながら読むというよりは、文字を模様もしくは絵として見るというイメージです。
カタマリでイメージする
目には「周辺視野」というものがあります。
普通、一点にピントを合わせると周囲はぼやけて見えますね。
これを使って
というように少しずつ一度に見える範囲を広げていきます。慣れてくると、まず2、3行がカタマリとして見えてくると思います。写真とか絵を見る時の目の使い方ですね。
細かいところをじっくり見るというよりは、全体をしっかりと頭に焼き付けるような見方です。つまり、書かれている文章を「絵」として見るわけです。
バッファサイズを増やして「先読み」する
慣れてくると文字が目に飛び込んでくるようになります。一時的に記憶することをバッファといいますが、そのバッファのサイズを少しずつ大きくしていくことで、一度に得られる情報量を増やしていきましょう。僕は趣味でピアノを弾きますが、楽譜を読むときも先が見えているほど演奏がラクになるのが実感できます。
ポイントは、頭の中で読み上げず飛び込んできた言葉をすぐにイメージに変換することです。たとえば「青空」という言葉を見たら「あおぞら」と読み上げずに雲一つなく頭上に広がる澄んだブルーの空(これはそれぞれイメージが違うと思いますが)という感じですね。続けていると、文字が少しずつ色彩豊かな具体的なイメージに見えてきます。
という感覚になってくると、視線が先へ先へと進むのでページをめくるスピードも少しずつ速くなっていきます。一般的なビジネス書であれば、個人差はあるかもしれませんが、だいたい30分で1冊は読めるようになると思います。
本を1日1冊読む、というとあまり読み慣れていない方からすれば「そんな時間ないよ」となるかもしれませんが、30分で1冊読めると思ったら「それくらいなら時間が作れるな」と思うのではないでしょうか。
読んだ内容は寝ている間に整理される
本を読むということはルーティン化しがちな毎日に新しい刺激を与え、ゆさぶりをかける行為でもあります。ただ、少し難しい内容だったり、あまり親しみのないジャンルだったりすると、なかなか頭に入らなかったりするものです。
面白いことに、読んだ本の内容は仮にそのときに理解できない部分があったとしても、寝ている間に脳内で整理されるそうです。睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がありますが、レム睡眠の時に脳内で記憶が整理・定着されるといわれています。
書評・要約をアウトプットする
書くということは学んだことを脳の記憶から引っ張り出して再現するということです。脳は思い出すというプロセスで毎回記憶を再構築します。なので、思い出す回数が増えるほどその記憶が強化されるようにできています。
心理学者であるエビングハウスの忘却曲線は有名ですが、人間は定期的に復習する、思い出すということではじめて記憶を定着させることができます。なので、勉強したことはどんどん書き出すことで記憶に残りやすくなります。もちろん、人に話してみるというのもとても有効です。
僕の場合はこうしてブログで記事にして再確認しています。
学んだことはどんどんアウトプットする
まとめ
以下の本が参考になります。