ちゃんと伝わってる?
1.伝わっているか確認する
コミュニケーションの本質は相手にきちんと「伝わる」ということです。
- こちらの話が相手に伝わる
- 相手の話がこちらに伝わる
この両方が成り立ってはじめてコミュニケーションが成立したということになります。とはいえ、実際にはこちらが意図したように伝わっていないことの方が多いのではないでしょうか。
ビジネスの場においても、部下が指示した通りに動いてくれない、という話を聞いたりしますが、たいていは伝え方に問題があるようです。部下は上司に反発して動かないのではなくて、理解できていないからやらないんですね。なので、普段から「あいまいなところがあったら言ってください」と伝えておくとよいと思います。
上司が部下の話を聞く姿勢を持つことで、部下も「それは◯◯ということですね?」と確認しやすくなるものです。誤解を生まないコミュニケーションを心がけることもまた、業務改善のひとつです。
2.相手の意図を知る
コミュニケーションは必ずしも言葉だけで行われるわけではありません。よく観察していると、人はさまざまなボディメッセージを発信していることがわかります。たとえばイライラしている人がいたとします。なにもなくてイライラする人なんていませんよね。必ず原因があるわけです。イライラしている人というのはそれを自分から人に話せないからイライラしてるんです。
そこでさりげなく「今日はどうかしたの?」と声をかけてあげると「実は...」と話してくれることが多いですね。「今日は〇〇さんらしくないね」という言い方も有効です。
実際に言葉を交わさなくても、相手がどのような意図で話し、行動しているのかを知る。これも立派なコミュニケーションです。
3.イメージできるように話す
伝えるということは自分の頭の中にあるイメージを共有するということです。相手の頭の中に絵を描いて見せて、同じように感じてもらう。そのためにはあなたが伝えようとしている話の内容について、あなた自身が明確にイメージできている必要があります。明確なイメージさえあれば、たとえ口下手でもちゃんと伝わるんですよ。
伝わったかどうか確認する方法
特に教える立場にある人にとって、相手が理解できているかを確認しておくことはとても大切です。職場であれば上司と部下、家では親と子供といった関係ですね。
きちんと伝わったかどうか確認するには、相手に同じことを説明してもらうのが一番です。部下が「はい、わかりました」といっても本当にこちらの意図が伝わっているかわかりません。
子供の勉強も、答えがあっていればいい、ということではなく、どういうプロセスでその答えにたどりついたかまで説明させると、どこまで理解できているかわかります。
まとめ
どこまでお互いが歩み寄れるか、ということですね。
相手に伝わらなければ伝えたことになりません。