まだ甘えたい年頃ですから
子供は親の言うことを聞かない
子供が言うことを聞かないとだんだんイライラしてくるものです。
まぁ、親の言うことをなんでも素直に聞いてしまう子供が果たして良い子なのかと言われたら、それはまた違いますが。
子供にもちゃんと感情があり、自分の考えもある。
まして自分の感情を上手にコントロールできないうちは言うことを聞かないのが当たり前です。
それを無理やり親の思い通りに動かそうとするから親も子供もストレスがどんどんたまっていくわけです。
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甘えたいけど甘えられない?
小学校も高学年くらいになってきて、自分に弟や妹がいると親にべったり甘えることに抵抗が出てきます。
本当は甘えたいけど、自分はお兄さんだから、お姉さんだからとガマンしてしまう。
甘えたいけど甘えられないからイライラしているわけです。
どうしてそんなにイライラしているの?と聞いても、子供は「別に」と本心を言いません。
「本当は甘えたい」ということを口にすることが恥ずかしいとか、カッコ悪いと思ってしまうようです。
わざと困らせる
宿題なんてそうですね。いつまでたってもやらないので、親の方が心配になってくる。
で、寝るのが遅くなったらかわいそうだと思って手伝ってしまう。
そうすると子供は「最後は親がなんとかしてくれる」と思うようになります。
宿題が難しいから手伝ってほしいわけではないんです。
宿題をやっている間は一緒にいてかまってもらえる。
だから宿題をやるのをギリギリまで引き伸ばして「手伝ってあげようか?」という言葉を待っているわけです。
でも子供がそこまで親に甘えようとするのは、親が子供を十分に甘えさせてあげられていない、ということなんですよね。
かまってほしい
最近になって、うるさく言わないと行動しようとしないのは子供の甘えが満たされていないからだということに気がつきました。
宿題も子供は親に手伝ってもらうことは望んでいません。
宿題をやっているということをちゃんと見守ってくれているという感覚がないから「手伝って」と言うことで関心を自分に向けようとしているようです。
その上でどうしてもわからない問題があったら一緒に考えればいいんです。
目標は子供が自立すること
子育ての目標はなんでしょうか?
僕は子供が自立することだと思っています。親の理想とは違っても、子供が自分で考え、自分で決めたことに責任を持てるようになること。
そのためにはたっぷり甘えられる時期も必要だと思いますし、そういった安心感がベースとしてあるからこそ自分を頼りに一歩ずつ前に進めるようになるのだと思います。
チェック
まとめ
最近では子供がイライラしているのを見ると、「そういえば一緒に過ごす時間をとってあげられていないな」と僕の方が反省します。
奥さんにそんな話をしたら、やはり同じように感じていたそうです。
普段から子供が発している小さなサインにできるだけ早く気づいてあげたいものですね。
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