子供は自分に正直だ
僕自身も子供の頃に経験があるのですが、なんとなく学校に行きたくないという時期がありました。勉強はそれほどできませんでしたが、友達もいるし、普段はどちらかといえば楽しく通っているんです。
それがふと「学校行きたくないな・・・」という感じになる。自分では理由ははっきりわからないんだけれども、体が重い。
親としては、風邪をひいているわけでもなく熱もない、学校に行かない理由なんてないだろうと、無理やり行かせようとします。
で、いざ自分の子供が同じことをした時に、ふと思ったんです。もしかしたら甘えたいんじゃないかって。
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学校を休めば甘えられる
一番上の子はどうしても甘やかしてしまいます。なので、親としては小さい頃に十分甘えられただろうと思っているわけです。そこへ2人目、3人目と生まれると、今度は親はそちらにかかりきりになってしまう。
これは上の子にしてみると面白くありません。自分も小さい頃こんなふうにかまってもらえたのかな?甘えられたのかな?そういうことを考え始める。要はうらやましくなってきます。本当は子供が忘れてしまっているだけなんですけどね。
普段、自分は放っておかれていると感じている。それをどこかで発散したい。そういう気持ちが毎日少しずつたまっていって、学校を休めば母親を独占できる、という考えが出てくるわけです。
甘やかさず、甘えさせる
この場合は、子供を無理に学校に行かせることは逆効果ですよね。まず、子供が今、甘えたい時期なんだということをしっかりと理解する。ここで大事なことは、甘やかすことではなく、「甘えさせる」ということです。
甘やかすということは子供の意思とは関係なく親がやってあげたいことをなんでもやってあげること。
甘えさせるということは、子供が本当はこうしてほしい、ということを出来る範囲でやってあげることです。
わかっているよ、ということを伝える
そして、ほったらかしにしていたわけではないんだけど、かまってあげられなくてごめんね、ということを伝える。
いえ、自分が子供の頃、親にそうしてもらっていたらよかったな、という思いがあるんです。もちろんいつも同じようにすることはムリですよ。でも子供のそういうさみしさや甘えたい気持ちをちゃんとわかっているよ、ということはできるだけ伝えてあげるべきです。
そして子供が大人になって、同じように子供を持った時に同じことを感じてくれたらいいな、と。
まとめ
photo byKid Daniel. by Sergio Vassio