幸せは自分で作れる
以下読書メモです
(70P)
いつも陽気な人の顔には笑い皺が刻まれるように、感情は脳に痕跡を残します。私たちがくりかえし体験する喜びや悲しみなどの情動の作用は、岩壁を流れ落ちる水滴のようなものだからです。一粒一粒の水滴はすぐにまた消えてしまいますが、数多く流れるうち、いつかかわのような筋を刻みます。このようにして喜びは習慣になりますが、不機嫌もまた同じです。
(74P)
気持ちが沈んでいるとセロトニンの含有量も減ります。鬱のときには脳細胞が死にます。逆に快い感情は脳を生き生きと保ちます。セロトニンやドーパミンがたくさんあると、たやすく新たな結合ができるからです。つまり、脳にとっては幸せこそが活力の源泉なのです。
(137P)
つまりあらゆる中毒は、基本的に同じメカニズムで起きるのです。違いはドーパミンを放出する方法だけです。中毒者の脳は、たばこを見れば火をつけるように、酒瓶を見れば飲むように指令を下します。
(184P)
ところがちょっと運動をすると、四肢が緩まって筋肉がほぐれ、脈は少し速くなります。これはまさしく幸せな気分になったときとおなじ状態なのです。ですから、運動をすることによって私たちは、緩やかな方法で頭の中のニューロンを操作できるのです。身体がうれしいときと同じ状態になると、脳のほうでも自動的にうれしい気持ちを作り出すのです。
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