『ブッダが職場の上司だったら』
以下読書メモです
(83P)
なぜなら本当の幸福は自分の外部にある成功によってもたらされるものではなく、自分の価値観や信念に従っていきているという実感から生まれる心の安らぎによってもたらされるものだからです。報酬や成功を求めずに他人の役に立つことによって、自分がなりたい自分になることによってもたらされるものだからです。
(107P)
私たち人間は、悪い方向へ変わるのではないかと思うと変わることが怖くなります。また、何かを得る期待よりも何かを失う恐怖に突き動かされるものです。この二つの特徴が合わさって、変わることに対する抵抗感が生まれます。たとえ今の状況が完璧なものではなくても、慣れ親しんでいて先の予測がしやすいことに安心感を覚えるのです。
(119P)
遅すぎるということは決してありません。たとえ明日死ぬことになろうとも正直で曇りのない心を保ち、今日一日を幸せに過ごしなさい。一日一日を幸せな気持ちですごしていれば、やがて悟りの境地に至ることができるでしょう。
(123P)
自分を大切にするのには時間もお金も必要ではありません。必要なのは自分で自分の価値を認めることです。
私たちはたった一人の子供を愛する母親のように、自分自身を愛さなければなりません。
(167P)
ネガティブな人々の放つ負のエネルギーには吸引力があります。仕事をしていれば誰にでも不平や不満はあり、時には皮肉な言葉、憤りの言葉を繰り返す人々の輪に加わるのが楽しそうに見えてしまうことがあるからです。けれども、それをしてはなりません。群れの心理に取り込まれて、ネガティブな人々の仲間になってはいけません。必要とあらば、走って逃げなくてはなりません。
(174P)
どんな職業に就いていようと、他人の役に立つことが私たちの本当の仕事であるとブッダは説いています。
(194P)
「今いる場所で、自分がもっているものを活用し、新たな創造をせよ」
(225P)
仏教の教えは、心がもつ力の大きさに目を向けよと説いているのです。心に抱いた想いが現実になるということです。ですから何を考え、何を信じるかを賢明に選ばなければなりません。それらが文字通り、あなたの未来を作るのです。