ライフスタイル

まだ自分をいじめてるの?「未来の記憶を作る」という選択肢

「反省」はしない


僕達は失敗したりなかなか問題が解決されない時、反省して振り返り、うまくいかない原因を探します。
そして、あの時こうしていれば、自分がもっと〇〇だったら・・・と後悔する。そういう意味では「反省する」ということにはネガティブなイメージが含まれているわけです。

そしてこのネガティブなイメージこそが自己評価を下げる原因になります。

いえ、もちろん自分の言動を振り返る、ということはとっても重要です。振り返ることができるから「気付き」があるのだし、自分で気付けば足りないところを補い、改善もできるわけですから。

ただ、どうせなら自己評価を下げずに振り返りたいものです。
だって「その時の自分」は不足には気付けなかったかもしれないけれども、その時できる最大限のことはやった結果だからです。みすみす自己評価を下げる必要はありません。

そこで、過去の自分としてではなく「これからの自分」、つまり、「未来の自分」はどうしたいかという視点で考えてみます。

未来の記憶を作る

僕達は目標を設定したり、将来の夢を思い描く時、「こうなりたい」と思い、時には実現している自分をリアルに思い描いたりします。

だから今はうまくいかなかったり、失敗することがあったとしても、その理想像を目指して前に進んでいけるわけです。

未来に「こうなっていたい」という具体的なイメージがあってはじめて、「じゃあそのためにどうしようか?」という思考が生まれる。つまり、先に未来の記憶を作っておけば、常にポジティブに行動できるということになります。

これは全然難しいことではなくて、本当に単なる習慣の問題です。

自己評価を下げずに改善する

たとえば自己評価を下げる考え方をA思考、自己評価を下げずに改善する考え方をB思考とします。

A思考

具体的に考えてみましょう。

A思考として、たとえば会議の場で、思うように自分の意見が言えなかったとします。ただ反省するだけだと、「あんなに準備をしたのにまともに意見も言えないなんて、まだまだダメだな」とその時の自分を否定してしまう。

この「まだまだダメだ」という部分が自己評価を下げてしまう原因になります。

でも別の見方もできます。
B思考です。

B思考

まず事実だけに集中することです。

会議で自分が思った通りの意見を言えなかった

という事実だけ取り出します。
そして「なぜ言えなかったのか」を考えます。

準備する時間が足りなかったのかもしれないし、思った以上に緊張してしまったのかもしれない。自分を批判したり否定するのではなく、あくまでも冷静に分析するだけ。そう、それこそ「他人ごと」のように自分を徹底的に冷めた目でみつめるわけです。

それから「次の機会に思った通りの意見を言うためにはどうすればいいか」を考えます。

そこで前回よりもより深く調べたり勉強をして準備を徹底し、なおかつ何度もシュミレーションを行う。「堂々と自分の意見を言っている自分の姿」をありありと思い浮かべる。つまり、「うまくいっている自分の未来の記憶を作る」ということです。

まとめると

振り返る→事実確認→改善案を考える→未来の記憶を作る→実行に移す→問題解決

というプロセスになります。
このプロセスでは「考えること」に集中できるので、いたずらに自分を否定したり傷つけることがなくなります。

その結果、実際にうまくいけば自己評価を上げることができますし、それでまたうまくいかない点があったとしても、同じプロセスで改善していけば、やはり自己評価を下げることにはなりません。

無意識に自分をいじめている

このように見てくると、僕たちは無意識のうちに自分で自分を否定し、傷つけて自己評価を落としてしまうことは意外と多いんです。

何より自己評価が低いと何をやるにしてもネガティブになります。
せっかに自分の中に大きな目標や夢があっても、「どうせ自分は」というあきらめの気持ちがあると行動すること自体が意味のないことのように思えてくる。

ありていに言えば、「より良く生きることができない」わけです。

自分を振り返る時、A思考をとるかB思考をとるかということは常に自分で選ぶことができる。だからこそ、「単なる習慣の問題」なんです。

まとめ

僕自身、基本的に「反省」はしません。振り返るときは、「事実」だけをずらーっと書き出して、それを次にどう改善するかを考えるだけ。つまり「未来の記憶」を作ることに集中します。

これは子育てや職場での部下の教育についても応用できます。部下に「なんでできないんだ」みたいなことを言う方がいますが、これはただ責めているだけで、部下の自己評価を下げるだけです。

それよりも何が問題なのかを一緒に洗い出し、どうすれば改善できるかを考えさせることの方がよっぽど部下の成長につながります。

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