事実は何?
人間関係のトラブルで最も効果的な対処法は「気にしない」です。
究極は「気にならない」ですが、そこまでいかなくても、サラッと流せるとイラッとすることもなくなります。
ですが自分に自信がない時はなんでもネガティブに考えてしまうものです。
- あいさつがなかった
- 話を聞いてもらえなかった
- 自分を立ててもらえなかった
などで人はカンタンに傷つきます。
ただ、人間関係で傷つきやすかったりイラッとすることが多いひとというのは一言でいえば甘えてるんです。
相手が自分が思ったように動いてくれない。
だからイライラする。
ふてくされるというやつです。
誰も軽く見てはいないのに、軽く見られてる、バカにされていると思う。
結果的にイライラすることが多くなる。
もともとあなたを軽く見てはいなかった人も、あなたがちょっとしたことですぐにふてくされてしまう人だとわかれば、そんなあなたを軽く見る人は出てくるかもしれません。
スポンサーリンク
深読みしない
たとえば職場で上司であるあなたの前を部下が何も言わずに素通りしていったとします。
なんだよあいつ、あいさつもしないで。
こちらを軽く見てるんじゃないか?
そう思ってしまうとその部下の言動ひとつひとつが自分をバカにしているように感じてしまう。
部下にイラ立ちながらもあなたはいろいろ考えます。
どうして今日はあいさつしないんだろう。
部下に慕われていないからか。
それとも上司として見られてない?
・・・考えれば考えるほど深みにハマっていきますね。
ですが果たしてそれは「事実」なんでしょうか?
好意的に受け取る
もしかしたらその部下は悩み事を抱えているのかもしれません。
2日後に控えたプレゼンのことで頭がいっぱいで周りが見えていないのかもしれない。
不安で夜遅くまで何度も資料を確認していて寝不足、ぼーっとしていたのかもしれない。
部下からあいさつがなかったら、逆に部下のメンタルにフォーカスしてみましょう。そうすれば「なにか悩み事でもあるの?」と聞くこともできるでしょう。
人間関係を良好に保てるかどうかは、相手の言動をどこまで好意的に受け取れるかにかかっています。
第三者の意見を聞く
それでもイライラして仕方がない、という時は、第三者に冷静な意見をもらいましょう。
そもそもあなたが部下に対してイライラすることが多いのは、あなたがストレートに部下にぶつかっていけないタイプだからです。
あなた自身が上司であることに対してどこかで不安を抱えている。
自信がない。
本人に確認することに抵抗があるわけです。
でも軽く見られてるんじゃないかという考えはなかなか消えてくれない。
そういう時は仕事とは全く関係ない第三者に聞いてみると冷静なアドバイスをもらえたりします。
第三者の立場というのは仲間内の情報がほとんどないため、「事実は何か?」ということを中心に考えなければなりません。
だからこそ、事実は何で、部下の立場ではどうなんだろうね、という展開になっていく。
自分の思い込みを見事に壊してくれるわけです。
これはイライラした時は職場でグチをこぼしてはいけないってことです。
僕自身職場ではほとんどグチは言いません。
で、家に帰って奥さんに「今日はこんなことがあって・・・」という話をすると、「それはあなたが悪い」で終わりです^^;
いえ、会社内部のことを知らないからこそ、奥さんの意見は的を射ていることが多いんです。
まとめ
人間関係でイライラするのってほんともったいないですよ。
そもそも100%自分の思い通りに動いてくれる人なんていませんから。
それにいつもイライラしている人には誰もついてきません。
疲れますからね^^;
ふてくされる前に「事実は何か?」を確認してみましょう。
[amazonjs asin="4334039227" locale="JP" title="人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」 (光文社新書)"]