仕事は分解できれば組み立てられる
仕事を仕事で終わらせない
言われたことを言われた通りにやるだけが仕事ではありません。
それに、必ずしも求められている結果だけ残せばいいというわけでもない。
「仕事は自分の成長の糧にする」をモットーにしている僕としてはそれだけではもったいない、と感じてしまうんです^^;
たとえば
わからないことは納得するまで調べる
時間を作る方法を考える
これを意識しているだけで吸収できるものと時間の使い方に大きな違いが生まれてきます。
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目的を理解する
仕事には必ず目的があります。
利益を生むため
お客さんに喜んでもらうため
などありますが、最終的にはやはり会社を存続させるってことですよね。
大きく言えば社会貢献も含まれますが、まずは会社ありきですから。
そして会社を存続させることが従業員の生活を守ることにもつながる。
また、そのためにもお客さんに支持される必要があるし、それだけの商品やサービスを提供する必要があるんですね。
これ、見方を変えると「仕事に終わりはない」ってことなんです。
ここまでやったからあとは大丈夫っていう線引きができない。
常に時代の流れに合わせて「進化」し続けてはじめてキープできる。
生き残っている企業ってみんなそうですよね。
同じことを同じように続けているだけではちょっと競合が出てくるとすぐに負けてしまう。
会社を存続できる、キープできるってことはそれだけでスゴイことです。
分解する
与えられた仕事をどのような形まで持っていくかということは仕事を受ける側の姿勢によって大きな違いが出てきます。
それはどこまで分解できるかってことです。
上司から出された指示内容
クライアントからの希望
などを一度バラバラに分解しする。
なぜ分解するのかというと、その中から「こだわり」や、なぜそのような仕事の内容なのかという「意図」を抽出するためです。
わかりやすく言えば方向性ですね。
方向性が分かっていれば効率よく作業を進めていくことができます。
そのうえで求められている以上のものを提供するにはどうすればいいかを考えるわけです。
視点は多い方がいい
たとえばAという商品を売ってこいと言われて、何度か取引先に足を運び、なんとか買ってもらうことができたとします。
一応その仕事は完了です。
仕事がデキる人はそこで終わりにしない。
訪問中にいろんな角度から質問をして相手のニーズだけでなく、潜在的なウォンツもさりげなく探る。
Aという商品を売る
という仕事内容を
商品・自分・相手・会社
という視点から分解します。
Aという商品がある
Aという商品を売る
Aという商品を取引先に買ってもらう
他の商品やサービスも継続して利用してもらう
信頼関係を築く
など、様々な視点から光を当てて一連の行動を分解するわけです。
そして
Aという商品を売るプロセスで必要な情報を得ながら次につなげるための土台を作る。
「実はこんな商品もあるのですが」と提案する、というようなことですね。
決して押し売りはしない。
でも事前に情報を得ているので相手のウォンツをくすぐります。
こうして一度の売買プロセスで次につなげるための仕事もしてしまう。
一度にたくさんのものを持ち帰ってくる、ということです。
組み立てる
このような組み立てには想像力が必要です。
最終的なカタチがイメージできているからこそ、そこに近づけるための工夫ができるんですね。
商品を買ってもらうことだけを目標にしていると、商品を買ってもらうことで満足してしまいます。
ですがその先にある信頼関係までイメージできていれば、ただその商品を買ってもらうだけでは足りないということが見えてきます。
求められている基準を100とすると、最低100であれば問題はないかもしれません。
ですが、110であればなお良いわけです。
そしてこの10の違いが仕事がデキる人とそうではない人との差を生み出してるんです。
仕事がデキる人は組み立てる時に自分が持っている力を最大限に使おうと思っています。
100のままで良しとしてしまうと、自分の能力は100のままです。
これを110まで持っていくにはそれまでと同じやり方、同じ知識では難しい。
そこでやり方を変えたり様々な視点で考えて110まで持っていく。
これを毎日やっているわけですから、差が生まれないわけがないんです。
自分でハードルを上げる。
そしてその状況を楽しんでいる。
結果、会社に貢献し、クライアントにも喜ばれ、自分もスキルアップできる。
そういうサイクルを自分で作り上げている。
まとめ
僕は「昨年とまた同じことをやっている」という状況がイヤでたまりません。
それはイコールなにも成長していないということだからです。
毎年なにか違うことに取り組んでいる。
新しい知識を身につけている。
新しいことができるようになっている。
気がついたらそれが当たり前の状況になっているのが理想です。
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