人付き合いは深くなければいけないのか?
ストレスの本当の原因
仕事そのものはどれだけ大変でも必ず「終わり」があります。
今は大変だけどここまでやれば、というのが見えます。
なので、仕事そのもので疲れるということはあまりありません。
疲れるのはやっぱり人間関係ですね。
初夏になると、毎年のように新入社員の「五月病」が話題になります。
(中略)
また、仕事や人間関係のストレスによって作業能率の低下や職場忌避に陥る状態を指す「社内うつ」になる社員も増え、社会問題化しています。
続けてこちらの本では「平成19年の調査」として引用してありますが、現在はその5年後、平成24年のデータが公開されていたので抜粋します。
厚生労働省の「労働者健康状況調査」によると
現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄があ る労働者の割合は 60.9%[19 年調査 58.0%]となっている。また、強い不安、悩み、ストレスを感じ る事柄の内容(3つ以内の複数回答)をみると、「職場の人間関係の問題」(41.3%[同 38.4%])が 最も多く、次いで「仕事の質の問題」(33.1%[同 34.8%])、「仕事の量の問題」(30.3%[同 30.6%]) となっている。
職場の人間関係でストレスを感じている人はこの5年だけでも確実に増えていますね。
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人間関係は浅くてもいい
僕は人付き合いは苦手な方です。
でも同僚が困っていたら喜んでフォローしますし、自分の手が足りないと思ったら素直に助けを求めます。
仕事で相手と普段仲良くしているかどうかというのは関係ないんです。
目的のためにどうするか、問題を解決するにはどうすればいいかということが先ですから。
つまり「人間関係を深めなければいけない」と無理強いされるよりも、逆に「浅くてもいい」と言われた方が人はのびのびできるのです。
浅いからつながりが弱いということではないんです。
ギアはいつもニュートラルに入っているんだけれども、いざとなったらすぐにシフトチェンジできる。
この距離感が大切だと思います。
では、「良い人間関係」とはどういったことでしょうか?
それは「必要なときに頼り、頼られる関係」だと僕は思います。
あまりに相手との距離が近すぎると、かえって気を使ってしまい、逆に言いたいこともいえなくなることが多くなってきます。
ツイッターやFacebookでは特定の相手とコミュニケーションをとることができます。
それも実際の友達や職場といったものを超越できます。
自分の趣味や感性。
自分と共通するものを持った相手とコンタクトがとれる。
もちろん、自分にはないものを持った相手ともです。
これは一見、イージーで「浅い」つながりのように見えますが、これまでの社会では想像もつかなかったマッチングが可能となった、実はものすごく「深い」つながりだと言えるのではないでしょうか。
自分は自分
僕はブログでは、常にフラットな気持ちでいるために、あえて喜怒哀楽を包み隠さず書いています。それは誰のためでもなく、ほかならぬ自分のためだからです。その時々に思ったことをブログに書くことで自分の気持ちを整理し、確認しているだけですから、外からの批判はまったく的外れですし、気になりません。
たとえばアフィリエイトに特化するのであれば別です。
ただ、趣味として始めたブログが「自分発」でなくなってしまったら、単純につまらないですよね。
本来、人間関係においてあれこれリクエストされてそれに応えようとするのはつらいことのはずなのに、ネット上でもリクエストに応じようとしてしまうのは、まさに本末転倒です。
SNSの付き合い方も僕はとてもフラットです。
とても便利なツールだとは思います。
でもそれが自分のストレスになってしまったら意味がない。
そういう位置付けで使うことで適切な距離を保つことができます。
孤独ってなんだ?
皆、「孤独」を恐れるあまり、面倒な人間関係を続けてストレスを溜めるケースが多いでしょう。
仕事をしている時ってみんな孤独だと思います。
いえ、誰かと一緒に働いていたとしても、自分がすべきことは孤独に行わなければなりませんから。
僕も普段は経理とか広告作成の仕事がメインなので客観的にみると孤独な時間は多い方だと思います。
ただひたすらパソコンに向かっているわけですから(笑)
でもパソコンというのはあくまでも道具です。
その道具を使ってなにをするかということです。
これが完成したらお客さんに喜んでもらえるかもしれない
この報告書ができたら会議がスムーズに進む
孤独を感じながら仕事ができるひとは良い意味で自分を追い込んでいるんですよね。
ジョギングとかマラソンと同じで、自分との戦い。
僕はストイックに仕事ができる方はとても尊敬します。
メジャーで活躍しているマーリンズのイチロー選手みたいに、淡々とスゴイことができる存在になりたいものです^^
まとめ
人間関係なんてそんなに深く考える必要はないんです。
それよりもまず、自分が価値ある存在になることが第一です。
人と関わらないで生きていくことはできません。
だからこそ、上手に距離を保っていく必要があります。
人間関係で消耗してやりたいこともできないなんて、もったいないですよ。
たった一度の人生ですから。
そもそも、人生や仕事は、それぞれの人がそれぞれのリズムで干渉されずに進んでいくべきなのです。だからこそ僕は「人間関係は浅くていい」と言うのであり、これが深くなってしまうと、偶然、会社で同僚になった人たちや、隣近所になった人たちに振り回されることになりかねません。
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