残業はなくせる
仕事で帰る時間が決まっていないことほど嫌なことはありません。
仕事がいつ終わるかわからない。
どこまでやればいいのかわからない。
なんとなく帰りづらい。
仕事はメリハリがないとある種「あきらめ」の気持ちが生まれます。
どうせ帰れないなら、適当にラクをしながらやればいいや、という考えになる。
特に上司に「残業をなくそう」という意思がないとしたら、その部下はたまったものではありませんよね。
いつ終わるかわからない
残業をしないコツはずばり、帰る時間を決めておくことです。
いやいや、帰りたいけど仕事が残っていると帰れないんだよ、という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、残業をしなければならない状況というのはほとんどの場合、仕事の内容ではなく、仕事の組み立てができていないことが原因です。
「終わらないから帰れない」
ではなく、
「時間内に終わらせるにはどうすればいいか」
を考えるということです。
「終わり」が決まっているから集中できる
どんなに大変な仕事であっても、「ここまでやれば終わり」ということがはっきりと決まっていれば、そこにエネルギーを集中することができます。
例えば
「仕事が終わったら帰っていいよ」
と言われるより、
「○時までに終わらせよう」
と言われた方が作業の効率を考えるものです。
人は「終わり」がわかっていれば自分のエネルギー配分がわかります。
「あと10mでゴール」とわかっていれば、多少疲れていても一気にゴールしてしまうものです。
大好きな時間から逆算する
たとえば僕は、一日のうちで一番好きな時間は、仕事から帰って自宅の扉を開ける瞬間です。
どんなに疲れている時でも、「家族がいる」ということは僕自身の大きな支えになっています。
なので、僕は朝起きて職場に向かう途中で、帰宅して玄関を開ける瞬間をイメージしています。
たとえば帰る時間を「午後7時」としましょう。
この時間に帰宅するにはどうすればいいか?と考えるわけです。
すると、「○時には○○が終わっていなければいけない」と具体的にさかのぼって考えることができますよね。
ゴールのイメージは具体的であればあるほど逆算しやすくなります。
残業は「なくて当たり前」にする
結局、仕事に対する向き合い方というのは、必ずその人の「人生観」とリンクしてきます。
僕は今の仕事は嫌いではありませんが、だからといって、自分の時間を削ってまで残業をしようとは思いません。
同じ1時間でも「残業をする1時間」と、「家族と過ごしたり自分の趣味に打ち込んでいる1時間」とを比較してみた時、どちらを選ぶか、ということです。
時間になったら何もかも投げ出して帰る、ということではありませんよ。
仕事もプライベートも満足できるように両立することが自分の成長にもつながります。そのためには、仕事の効率をアップさせるしかないんです。
残業がなくなれば毎日「仕事の終わり」が見える。だから仕事が楽しくなります。
それに、なんといっても残業がなくなれば休みの日もゆっくり過ごせます。