答えは常に「自分」にある
身だしなみに気を使わない
人は見た目で判断できないとは言いますが、それでも人を評価する上で重要なポイントであることもまた否定できない事実だと思います。座っているときや歩く姿勢もそうですし、服装もそうですね。
猫背でいるよりはすっと背筋を伸ばしている方が頼りがいがあるように見えます。服装はトレンドに敏感であるとかブランドで統一しているということではなく、やはり「清潔感」という部分ではないでしょうか?。
これは自分がその方が気持ちが良い、ということもありますが、相手に不快な思いをさせないという「気配り」ができるかどうかが問われてしまうところです。
例えば自分がお店に買いに行った時の店員の格好、商談相手の身だしなみ。どれだけ良い商品を扱っていたとしても、それが思わぬマイナスポイントになってしまうことはよくあります。
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仕事に対する意識が低い
期日が守れない。誰も見ていないと手を抜く。ラクをしたいという気持ちがあると、それが仕事に対する姿勢に現れてしまいます。こちらがいつも注意して見ていないと不安になってしまうような人に大事な仕事を任せることはできません。
仕事には予算も含めて様々な「目標値」があります。達成できなくても言い訳ばかりして改善しない、向上心がない人もまた周囲から軽く見られることになります。最終的には「結果」が求められますが、それでもやはりその結果に至るまでのプロセスもも評価の対象になっているものです。
ノーと言えない
仕事は黙っているとどんどんたまっていきます。また、頼まれてもノーと言わなければ残業が増え、そのうち雑用係になってしまいます。仕事を引き受けてそれらをすべてきちんとこなせるのであれば問題ありませんが、良い顔をしたいために無理をした結果、仕事の質を落としたり周りに迷惑をかけることなっては意味がありません。
信頼される人は普通に「それは無理です」と言います。
そしてなぜできないのかを聞くと明確な答えをもっているので、それ以上追求されることもありません。それは結局、本人が「ここまでならきちんと対応できる」という線引きが明確にできていて、それを越えないように自分を管理しているからこそできることです。適切なノーが言えることは信頼を生みます。
レスポンス(反応)が悪い
こちらが何かを頼んだ時、すぐに対応できるかは別として、それが可能なのかどうか、どれくらいの時間が必要なのかといった返事がすぐに返ってくる。あるいはその進捗状況を逐一報告する。そういう方に出会うと、「レスポンスが良い(早い)なー」と思います。
一方でレスポンスが悪いと何かを頼んでも完了するのがいつになるのか見当もつかないので、そのような人にはやはり重要な仕事は任せられません。
そして「そういえば忘れていた」「忙しくてできなかった」というのは軽く見られてしまう人がわりとよく使うフレーズです。それだけ相手側から考えることができていないということです。
感情と役割を区別できない
良い人でいたい
いつまでも友達感覚が抜けない人がいます。もちろん仲の良い同僚がいてもいいですし、プライベートは友達でも全く問題はありません。
それが仕事中もその感覚が抜けないと甘えが出てくるので、どうしても生産性が落ちてしまいます。
僕は管理職になった時から「仲良くする」ということは意識的にやめました。入社当初は不安だし同期もいたのでそれこそ友達感覚で愚痴を言い合うような感じでした。ですが立場が上になるにつれ、自分が上司や経営者を見ていた頃、どのような時にどのように見えたかということを思い出して自分に当てはめるようになりました。
そこでやはり一番のネックは「良い人でいたい」という願望です。
- 厳しいことを言って嫌われたくない
- 新しいことにチャレンジして失敗したくない
でもそういう人が増えると会社の成長は止まってしまいます。
役割を果たしていない
なので僕は「役割を果たす」ということにフォーカスしました。役割を果たす、役割に徹するということは時に冷徹に見えることがあります。孤独な時間も多くなります。
それでも組織の中で役割をきちんと果たす存在がいなければ仕事のレベルはどんどん落ちていきます。
少なくとも経営者、幹部クラスがそうでなければ会社の経営は維持できないと思います。
また、上司や経営者自身が自分の役割をきちんと果たせていなければ部下にそれを求めることはできません。
他人を変えようとする
自分は悪くない。うまくいかなかったのは周り(環境)のせい。自分を省みず改善していこうという姿勢も見えない。
別に大きな失敗をするわけではないけれども、といって向上心も見受けられない。基本的に自分は現状維持で、めんどうなことはすべて人任せ。
そんな自己中心的な考え方も軽く見られる原因の一つになります。僕も社会人になってすぐは仕事がうまくいかずに悩む日々が続きました。
下りのエスカレーターを必死で昇ろうともがいている、そんなイメージです。
今思えば、そのたびに「もっと面倒見の良い上司だったら」「もっと的確に評価してくれる会社だったら」、と「自分以外のこと」ばかりに目を向けていました。
自分の話は聞いてほしい。でも人の話は聞いていない。
自分は大変だと思っている。でも相手の苦労は汲み取れない。
それでいて
こんなにやっているのにどうして評価されないんだろうと思っている。自分が変わらない限り協力者も現れません。
まとめ
他人をいつも軽く見ているひとは周りから軽く見られます。軽く見られてしまうということは、自分が普段周囲の人間にしていることが自分自身に返ってきている結果とも言えます。自分が変われば周りも変わる。同じ物も違って見えてくる。自分がコントロールできるのは常に自分だけです。