目標から逆算する
積み上げ式のワナ
仕事は組み立て方ひとつで内容に大きな違いが生まれてきます。
仕事の進め方には大きく分けて
「積み上げ式」
「逆算式」
の二つの方法があります。
積み上げ式というのは目の前の仕事を順番にこなしていく、というスタイルですね。
ルーティンワークが多いと積み上げ式になりやすいです。
常に最適化されたスケジュールの中では積み上げ式はとても効果的です。
ですが、なにも組み立てられていない状態では以下のようなデメリットもあります。
優先順位がわかりにくい
時間配分がルーズになる
仕事の目的を見失う
などです。
これは結局、全体像が見えていないために起こってくる問題です。
photoDroste Watch by The Rocketeer
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逆算式に切り替える
逆算式というのは目標を達成するために今何をしていなければいけないか、という組み立て方です。
この目標は具体的であればあるほど組み立てやすくなります。
たとえば商品を販売する場合、ただ「売る」というよりも、
「10個売る」とか「通常の2倍売る」という感じですね。
いつものやり方では5個しか売れない。
10個売るには何をする必要があるか?という質問を自分にするわけです。
そのためにしっかりとしたマーケティングが必要かもしれないし、キャッチコピーも見直す必要があるかもしれません。
あるいは広告費をかけてもPRする必要があるかもしれない。
またそのひとつひとつに対して「そのためにどうするか?」と掘り下げていく。
「未来」から逆算していって最終的に「今」にたどり着く。
逆算して組み立てると全体像がはっきりと見えてきます。
結果、優先順位や時間の使い方もわかってきます。
逆算思考を習慣化する
ところで、逆算して組み立てるということは普段から意識して練習することができます。
仕事はルーティーン化してはいけない!?1日10分で仕事力をアップさせる3つの方法
料理をする方はおわかりかと思いますが、料理を作る時はメニューを先に考えますよね。
そのメニューを作るために必要な材料を買いに行ったり、あるいは家にあるもので代用できないかと考えるわけです。
旅行の計画を立てる、欲しいモノの購入プランを考える、なんていうのもそうでしょうか。
今までめんどくさいと思って人任せにしていたことのなかに、逆算思考を鍛えるチャンスがあったりしますよ。
まとめ
仕事はルーティン化するととってもラクです。
でも実はそこに大きな落とし穴があります。
目の前の仕事しか目に入らなくなると、「無理・無駄・時間」を意識しなくなります。
いつのまにか仕事の目的もわからなくなってくる、なんてことも起こってきます。
そうならないためにも逆算思考、鍛えてみませんか?
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