リーダーはラクをしない
1.仕事が組み立てられない
仕事が組み立てられないということは仕事を把握できていないということです。
理解できていないから効率化することもできない。
つまり、仕組みが作れないということですね。
仕組みを作ることができていなければ部下ができても、その部下はゼロから組み立てなければなりません。
仕組みがなければ部下を育てることはとても難しくなります。
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2.応用がきかない
応用がきかない、ということは物事を1つの面からしか見られないということです。
同じやり方にこだわって、別な方法を試すことができません。
特に「パソコン」「コンピューター」という言葉を耳にしただけで拒絶反応が出てしまう人は要注意です。
仕事の管理を紙ベースだけで行おうとすると、よほどきっちり整理されていない限りはそれだけで時間のロスになります。
日々の作業や計画など、パソコンほど上手に管理してくれる道具はありません。
新しいモノも取り入れていく柔軟な姿勢がないと仕事の効率を上げることはできません。
また、一度立てた計画にこだわってしまうのも問題です。
肝心なことは目標を達成させることであって、手段にこだわることではありません。
3.途中経過・結果を報告しない
こういう人には大事な仕事は任せられません。
任せたはいいけれどもできあがってみたら、頼んだことと違っていた。
できあがってからでは修正が間に合いません。
仕事がデキる人ほど上司や部下とまめにコミュニケーションをとっているものです。
4.目先のことしか考えない
これは目の前の仕事しか見えないということもありますし、時間的に先を見越して行動するということができないということもあります。
目の前しか見えいていないと、イレギュラーが発生した場合の対応が遅くなります。
計画は最低でも2案以上考えておくと、不測の事態に対応しやすくなります。
5.グチが多い
僕はこれが人の上に立てない人、仕事ができない人の最大の特徴だと思います。
グチが多い人というのはとにかく要求が多いんですよ。
そのくせ自分では積極的に行動を起こそうとしない。
自分が何もしないでいて状況が変わらないことが歯がゆい。
そのイライラからグチが生まれてくるわけです。
当然のことながら問題解決できない人をリーダーに選ぶ人はいません。
自分主体から抜け出す
この5つのポイントが改善されないされないうちは人の上に立つことはできません。
なぜなら自分がリーダーになったときに必ず部下から求められる部分だからです。
人の上に立てるひとというのは平社員の早い段階から全体が見えてるんですね。
自分の範囲だけではなく、あの部署にはこういう問題がありそうだとか、人事をこうした方が良くなる。
そういうことを考えている。
どうして見えるかというと動いているからです。
自分が見える範囲を意識的に広げるような行動をとっているからです。
だから会議の場などで全体を見渡したうえでの発言が出たりすると、一目置かれるんですね。
「あ、そんなところまで見てるんだ」っていう。
なので自分のことだけで精一杯の人は上の立場に立つことはできません。
というより、立ってはいけません。
グチはなにも生み出さない
僕もはじめは同僚のグチを聞いたりしていましたが、それもめんどくさくなってやめました。
グチが多い人はどこまでいってもグチが出てくるんですよ。
「それ、この間も言ってたよね?」ということを何度も口にするんです。
グチが多いということは問題を解決するために行動していないということ。
いってしまえば怠けているわけです。
怠けている人間に気を遣うことは大きな時間のロスになります。
そこをヤル気を出させるのもリーダーの仕事なんじゃないの?という意見もありますが、
立ち上がろうとするひとを立ち上がらせることはカンタンなんです。
ちょっと手を引っぱってあげるだけで、自分の力で起き上がろうとしますから。
でも立ち上がる気がないひとを立ち上がらせるのは残念ながらムリです。
少なくとも2回同じことを言って動かない人は、そのあと何回言っても動きません。
自分で解決してみようと、と決断すると動かなければならなくなります。
人は動いている時はグチを言わないものです。
まとめ
グチを言う前に自分ができることをどんどんやってますよね。そして自分を冷静に分析することも忘れていません。
職場に良いモデルになる人がいたらどんどんマネしちゃいましょう。
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