不安は消していこう
あなたは不安なことや心配事がある時、どうしていますか?
不安や心配事といったネガティブな感情を伴うことというのは、そこから逃げれば逃げるほど大変なことに感じられます。
でも本当は不安を消す方法はひとつしかありません。
それは不安の原因を消すために行動するということです。
具体的には
・できることを書き出す
・実行する
この3ステップでひとつずつ消していくしかありません。
自信がないから不安になる?
これは僕も勘違いしていたことなのですが、不安があるのは自分に自信がないからだと思っていました。
たとえば仕事で、なかなかうまくいかずに悩んでいたとします。
思うような結果を出せず、期待に応えられなかったと思い上司との関係もギクシャクしてしまう。自分に自信がないから必要以上に落ち込んだり悩んでしまうんじゃないかと思っていたわけです。
でもこれは完全な間違いでした。
僕は不安の原因から目をそむけていただけなんです。
なぜ原因から目を背けるのかと言えば、実際の自分と向き合うのが怖いからです。
仕事は「準備9割」で
仕事でうまくいかないのはほとんどの場合、準備不足が原因です。もちろん経験が豊富であることに越したことはありません。ですが、それさえも準備次第で上手にカバーできる。
それくらい準備というのは大切です。
自分と向き合うということは、「準備が足りない自分を認める」ということです。そこから逃れようとするということは「自分はできる」と思っていたということ。つまり、どこか自分を過信していた部分があったわけです。
過信しているから準備がおろそかになり、理解も浅くなる。だから結果的にうまくいかないんですね。
このように、不安や悩み事というのは突き詰めていくと自分の足りない部分に気が付く、自分が成長するチャンスと言えます。
苦手なことは「どうこなすか」を考える
あなたは人前で話すことが好きですか?僕は苦手です。
苦手ですが、立場的に人前で話をしなければならないことも少なくありません。以前の僕は、「どうすれば緊張しなくなるか」「どうすれば人前で話さなくて済むか」ということばかり考えていました。
こういう考え方がネガティブだからダメなんだ、という話ではありませんよ。ネガティブな感情が生まれたら、「なぜこの感情が生まれたのか?」ということを冷静に分析すべき、ということです。
人前で話すのが苦手なら、苦手でもいいんです。そのかわり、「苦手なりにこなす方法」を考える。それにはやはり「準備」です。
そして、目標も「人前で上手に話すこと」ではなく、「内容を伝えること」に変えました。
これはどういうことかというと、上手に話すことを目的にしてしまうと、どうしても「話し方」を研究してしまう。姿勢とか滑舌とか発声などに気を取られてしまうからです。
「やれることはやった」と言えるか?
でも伝えることが目的なら、「どうすれば伝わりやすくなるか」を考えますよね。そこで原稿を作って何度も読み返し、おかしなところ、わかりにくところがないかチェックする。
さらに原稿を読まなくても話せるように練習をする。
これを当日まで繰り返すわけです。
それでも人前で話すのが苦手な人は人一倍緊張するし、練習したのに抜けてしまう、ということもあるでしょう。でも、当日を迎えるまで、不安は消えているはずです。
それは、「やれることはやった」という自信があるからです。
問題を解決することに時間を使う
結果的には回を重ねるほど緊張しなくなります。不安な要素は原因を追究して、具体的に行動することでひとつひとつ消していく。もっと言えば、「今」という時を悩むことではなくて、問題を解決するために使う。そして自分と向き合えば不安そのものがなくなっていきます。
他にたとえば「お金」や「死」の問題なんかもそうですが、目を背けようとすればするほど不安や恐怖はどんどん大きく膨らんでいきます。
自分が普段、心配だったり不安に思うことがあるなら、先延ばしにせずに今日からでもまっすぐ向きあってみましょう。絶対に解決策は見つかりますから。