頭がスッキリするツール「Scapple」
「Scapple」はMac専用のソフトですが、とてもシンプルで余計な機能がありません。
用途としては
- アイデアを生み出す
- 考えをまとめる
の2点において大きな力を発揮します。
使い方としては大きな黒板に付箋をペタペタ貼りつけていく、といったイメージでしょうか。
おもしろいのがこのひとつひとつの付箋を有機的にいくらでもつなげていくことができる、という点です。
その結果どういうことが起こるのかというと、驚くほど頭の中が整理されます。
頭の中が整理されるとメンタルバランスも保てるので、そういう意味でも日頃からよく使うツールとなりました。
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直感的に使える
使い方ですが、とっても簡単。
どこをクリックしても入力できます。
僕は頭の中に浮かんだアイデアやまとめたいことを一度箇条書きにすることにしています。
これはひとつキーワードを入力したら「cmmand+Enter」で頭を揃えてきれいに並べることができます。一通り書き出したら、そのひとつひとつをマウスで移動させる。
移動させたら、今度はつなげていきます。
関連付けたいキーワードをクリックしてcommandを押しながらつなげたいキーワードまで移動すると、このように点戦で結ばれます。
また、altを押しながらだと矢印になります。
すると5分もかからずにこのような簡単なマップを作ることができました。
これだけではちょっと寂しいですか?
もちろん文字の大きさや背景、ボーダーも設定できます。
これはメニューバーの「view」からこちらを選ぶと設定メニューが現れます。
編集したいキーワードをクリックすると編集可能になるので、文字の大きさを変えたり
背景色を変えたりギザギザのボーダーをつけたりできるわけです。
ただ、あまりカラフルにしすぎるとどこが重要かわかりにくくなるので、
重要なテーマは文字を大きく、目立つボーダー
それ以外は基本的に点戦と矢印でつなげるだけにしています。
フォント設定は個人的に「ヒラギノ丸ゴシック」が好きです。とても見やすく、作業そのものが楽しくなります。
マインドマップとの違い
以前はよくマインドマップを使っていました。
いえ、今でも「Freemind」や「Mindnode」を使うこともありますが、頻度としては圧倒的にScappleの方が多くなりました。
マインドマップは基本的にひとつのテーマに沿ってそこからアイデアを派生させていきます。テーマが決まっている分ブレにくい、というメリットがある一方、そこから大きく飛躍するようなアイデアが生まれにくい、というデメリットもあります。
その点、Scappleはとにかく自由。
この広いスペースにいくつテーマがあってもいい。
そして一見関連のないようなテーマをいくつか書いていったとしても、たいてい全てつながっていく。だからこそ、思っても見なかったアイデアが生まれるわけです。
ブログもScappleで
最近はScappleでまとめてからブログ記事にすることも多いのですが、1記事にかかる時間を大幅に縮小できました。
昔はパソコンの前に座って、さぁ何を書こうかって、考えながら書いていたのでそれはそれは時間がかかっていたんですね。
でもScappleでまとめるようになってからは、テーマや目的、書くために必要な情報がかなり整った状態で書き始められるので、一気に書き上げることができるようになりました。
もちろんそのまま使えることなんてほとんどありませんよ^^;
並べ替えたり余計なものを削ったり、という作業はどうしても必要になりますが、一気に書き上げたものの方が直す部分は少ないです。
アイデアを掘り起こす
Evernoteなどで書きためたメモや、Pocketでストックしたけど読んでない記事などを掘り起こすのにも最適です。
気になるキーワードだけバーっと書き出してつなげる。
足りない情報は調べてさらに並べてつなげる。
これを繰り返すだけでただストックされていた情報が生かされて、日常で使える「知恵」に変わります。