上手に息抜きできますか?
働くということはストレスが伴います。
お金を稼ぐ、給料をもらう、ということはそれだけの責任があることなので仕方のない部分もあります。
大切なことはそんな日々の仕事のストレスにどう対処するかということです。
適度なストレスとは?
仕事のストレスというのは「負荷」です。
筋力トレーニングと同じで、負荷が大きすぎると筋肉を傷めてしまいますし、少なすぎると効果はでません。ではどのくらいの負荷が自分にとってちょうど良いのでしょうか?
目安としては
仕事を楽しみながら成果を出せること
です。
つまり、仕事を楽しめなくなってきたら、自分には負荷が大きすぎるということになります。あるいは、ストレスを上手に処理しきれていない。
仕事に追われて休みなく働いていると、負荷が大きくなっていてもなかなか改善することができませんよね。
だからこそ、楽しみながらも成果に結びつけるためにどうすればいいかを考える。ここを基準として仕事を組み立てるということです。
与えられた仕事をただ漫然と行うのか、楽しみながら行うかで結果にも大きな違いが生まれてきます。
仕事を楽しむための2つのキーワード
仕事を楽しむためのキーワードは「目標」「成長」です。
今の職場で与えられた仕事の他に、自分の目標を持つ。
仕事を通して、コミュニケーションスキルを磨きたい、パソコンでこういうことができるようになりたい。
そういう目標があると、仕事と自分の成長が直結するため、計画的に仕事ができるようになります。
仕事と自分の成長がリンクしていてはじめて、仕事を楽しめるようになります。
頭をリセットする時間を作る
では、「とりあえず今は特に目標なんてないよ」という方はどうすればいいのでしょうか?
まず、頭をリセットする時間を作りましょう。
仕事はルーティン化すればするほどつまらなくなります。慣れというのは恐ろしいもので、毎日毎日同じことを繰り返していると「つまらない」ということさえ感じなくなってしまいます。「仕事だからやるのが当たり前」と機械的に作業することが仕事になってしまう。
すると新しいことにチャレンジしたり、今のやり方を見直すこともなくなります。これでは仕事を楽しむことはできませんし、自分の成長も止まってしまいます。
なので、短い休憩をとって、定期的に頭の中をリセットするようにします。
目安は1時間に1回
目安としては、1時間に1回です。
例えば学生時代、「時間割」というものがありました。
45分の授業があったら、5分間の休憩がある。このメリハリがあるから集中力が持続するわけです。
仕事も同じように区切りの時間を作ってしまいましょう。自分の中に区切りを作ることで、頭の中を意識的にリセットするわけです。
これは3〜5分くらい。肩の力を抜いて屈伸をしたり、もし可能であれば外の景色を眺められる環境があるといいですね。
その3分で、前の1時間を振り返り、次の1時間をどのように使うか考えます。
こうして1日8時間なら8時間の仕事のなかで、7回から8回、頭をリセットしては組み立てることができます。
こうして区切りを作ることで、「次の1時間はこういうことに注意して仕事を進めよう」という小さな目標を立てるゆとりが生まれます。
この小さな目標が積み重なって、「明日はこうしよう」「来月はこうしよう」というように目標が少しずつ大きくなり、やがて自分の成長にリンクするようになってきます。
「あそび」を作っておく
僕自身そうなのですが、「〇時から〇時は〇〇をする」というスケジュールで埋めてしまうとそれがまたストレスになってしまいます。
スケジュールを組むということはゆとりを持って時間を有効に使うためにあるのであって、ストレスを最小限にすることが原則です。なので、あくまでも区切りを作るだけでOKです。
これが慣れてくると、たとえば通勤時間が30分としたら、その30分は〇〇について考えよう、とか、お風呂に入っている15分は〇〇に、といった具合に、自分で時間を創り出すことができるようになります。
実はココこそが「サボりどころ」なわけです。
意識的に区切りを入れ、頭をリセットする時間を作る。
このあそびの時間が一日8時間の仕事にメリハリを与え、自分の成長へ導いてくれます。
仕事は「楽しむ」という余白があってはじめて自分にとって最高のパフォーマンスを発揮することができるようになります。