人を見抜いて先手を打つ
読心術というのは要は人を見抜く力です。
相手の心がある程度読めればビジネスの場でも有利に運ぶことができます。
日常の小さな言動にひそんでいる様々なサインを読み解く。
これは日々の練習しかありません。
練習すれば誰でもコツはつかめてくるはずです。
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メールでデキる人かどうかわかる
メールを打ってもなかなか返事が返ってこないひとっていますよね。
せめて「届きました」ということだけでもわかればいいんですが、それすらもない。
で、電話をしてみたら「あ、すいません。すぐにメールを確認します。」といってガチャンと電話を切ってしまうようなタイプです。
いや、だから今電話で用件言おうと思ったんだけど...。
結論からいえば、メールの返信が早い人は、自尊心が高く、自分に自信を持っている人。逆に、返信が遅く、こちらがメールを送っても数日遅れる人は、自尊心が低く、自信がない人であることが読み取れる。
※『人の心は9割読める』より引用、以下同じ
もう二度手間、三度手間ですね。
その点、仕事がデキるひとは返信がとても早いです。
しかも相手側の立場で書いているのも特徴です。
メールにおいても、上手な文章を書ける人は、読み手の立場にたてる人である。
ネガティブな発言をする人は注意
自己卑下するのは、ある意味、自分自身に不幸の予言をするようなものである。
自分に自信がなく、いつも自分のことをさげすんでいるような人は様々なチャンスを遠ざけています。
言い訳をしては責任から逃れようとする。
外見もやっぱり大事
自分は服装には気をつかわないよ。
そう言ってみたところで、相手はやっぱり外見でこちらを判断しています。
残念ながら、身なりがきちんとしていない人、姿勢が悪い人はそれだけでマイナスのイメージを持たれてしまいます。
服装がいつもきちんとしていて、着崩れていない人は、社会的スキルが高い。
お客さんの心を読む
お客さんが買い物をするのには当然ワケがあります。
- 感情的な興奮をもたらしてくれるもの
- 楽しいもの
- リラックスさせてくれるもの
- スリルがあるもの
- 自己拡張に関わるもの
- 希望をもたらしてくれるもの
ちなみに僕が本を買う時の理由としては「自己拡張に関わるもの」と「希望をもたらしてくれるもの」が強いです。
「自己拡張」というのは、たとえばこの本を読んだらこういう知識を深めることができて、こういう視点が持てるようになるだろう、という期待がある、ということです。
「希望をもたらしてくれるもの」というのはこの本を読んだら明日から違う自分になれるかもしれない、という感覚です。
それ以外にも僕たちがお店や通販で買い物をする時の心理としてはだいたいこの6つの理由に当てはまりますね。
商売繁盛の秘訣は、お客の心を読むこと。
あと、品揃えも多すぎると目移りしてしまうというのがあります。
同じような商品を10個の中から選ぶより、特徴のはっきりとした3つから選ぶ方が選びやすいです。
「松竹梅」という値段設定があることを考えても納得できます。
大型店で圧倒されるほどの品揃えを前にすると、かえってどれを選んだらよいかわからなくなり、そのまま何も買わずに踵を返してしまうお客さんも多いものだ。
思い込みを捨てる
勝手な思い込みは、正確な読心術をするうえでの妨げになります。
- 特殊な事例の一般化をやめる
- 破滅的なレッテルを貼らない
- 悪意の読心術をしない
NLP(神経言語プログラミング)の世界でも「メタモデル」という考え方があります。
いつ、誰が、なにを、どこで、どのようにしたのか、という情報を具体的にしていきます。
メタモデルに「なぜ」がないのは、あくまでも状況やそこに至るプロセスを引き出すことが重要だからです。
メタモデルの目的として『手にとるようにNLPがわかる本』では
目的は、無意識のうちに省略・削除してしまった情報を取り戻したり、歪曲してしまった情報を修正したり、一般化によって設けられてしまった制限を取り除くためのものです。
としています。
まとめ
普段からどれだけ観察しているか、物事に関心をもっているか。その中でどれだけのサインを発見できるか、だけです。
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