ニセモノにご注意
説教をするのは相手のことを思ってなので、すべてきちんと聞き入れましょう・・・というのは間違いです^^;;
もちろん本当に相手の身になって考えた上で、どうしてもこれだけは伝えておきたい、そういう思いで説教をしてくれる人もいます。
ですが中には「自分のための説教」をしてしまう人もいるんです。
ニセモノの説教です。
これが一番やっかいですね。
「あなたのためを思って」と言いながら、実は自分にメリットがある。
そのメリットとはどのようなものでしょうか?
優越感に浸れる
自分の存在価値を確認できる
相手をコントロールできる
など。
要するに、自分に自信がないので、それを補うために説教をするわけです。
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ではその説教がホンモノかどうかを見極めるにはどうすればいいのか?
それは相手の意図を読み取ることです。
なぜ今、自分にこのようなことを言うのか?
ということを冷静に考えてみることです。
説教の目的
たとえばあなたに
なぜ組織において部下は上司に従わなければいけないのか
ということについて説教が始まったとします。
これは暗に
上司の批判をしてはいけない
上司を立てなければならない
という命令が潜んでいるわけです。
でも表向きは「組織論」なので「おっしゃる通りです」と言うしかありません。
そんな説教を毎日のように聞かされていれば自分の考えを口にすることさえできなくなってしまいます。
ええ、もはや洗脳です。
それが労働環境を悪化させる原因になることは言うまでもありません。
このように、中には相手をコントロールする目的があって説教をする人たちがいる、ということは覚えておきましょう。
自己満足な説教
では本来の説教とはどういうものでしょうか?
それは思いやりがある説教です。
相手の成長の願い、相手の意志も尊重する。
こうしたホンモノの説教を受けると気持ちがとてもスッキリするものです。
どんなに厳しいことを言われても、本当にこちらのことを思ってくれているからだと感じられるからです。
自分のことを受け入れてもらった上で、それまで見えなかった選択肢を提示してもらえる。
あくまでも最後は自分の責任で選べる。
方や一方的な説教の場合は「あなたはこうしなければならない」と、選択の余地はないわけです。
相手の意思はまったく考えていない。
そんな説教をされたら必ずモヤモヤしたものが残ります。
この人の説教はいつもなんだかモヤモヤしたものが残るな、というのであれば、それは間違いなくニセモノの説教です。
自分を守る
これが見極められるようになると、上手に聞き流せるようになります。
真剣な顔でうなづきながら、心の中では「はいはい、また始まった」とスルーできるわけです^^
できればうまくその場から離れることができれば一番いいですね。
ではなぜその見極めが必要なのでしょうか?
それはあなたのメンタルをしっかりと守るためです。
僕は一方的な説教も立派なパワハラだと思っていますが、現実的にはボーダーラインはとてもあいまいなんですよね。
なので、まずはあなた自身が自分のメンタルを守れるようになることが先決です。
まとめ
「良かれと思っていっているのに・・・」
誰かの説教があなたの心に響かなかったとしたら、それはあなたのことを考えていない人が一方的に説教した証拠です。
自分の思い通りにあなたが動かないからイライラしているだけです。
どんな正論でも、どんな偉い人の言葉でも、あなたに届かないモノはどれもその人の自己満足でしかありません。