タンパク質足りてますか?
社会人になってあまり運動をしなくなると、とたんに脂肪がつきやすくなります。特に甘いものが大好き、という方はそうですね。
仕事の忙しさもあります。どうしても短時間で食事を済ませなければいけない。おにぎりとか麺類に頼ってしまいます。甘いスイーツ、おにぎり、麺類。全てに共通しているのが「糖質」です。この糖質こそ脂肪が蓄積される主な原因になります。
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缶コーヒーを飲むと眠くなる?
心療内科医・医学博士の姫野友美さんの著書「成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣 (講談社+α新書)」によると、砂糖は体に吸収されやすい糖質だといいます。
そのために血糖値も上がりやすく、体はそれを下げるために膵臓からインスリンというホルモンを出します。すると今度は血糖値が下がり過ぎてしまう。そして、この血糖値が下がる時に眠くなるのだそうです。
なので、例えば昼食後に眠くならないように甘い缶コーヒーを飲むとますます眠くなってしまいます。もちろんコンビニなどのドリップ式コーヒーであっても、砂糖をたっぷり入れればやはり同じように眠くなります。
糖質がメンタルバランスを崩す
血糖値が下がった後、脳内では血糖値を上げるホルモンのアドレナリン、ノルアドレナリンを分泌されます。この二つのホルモンはいずれも極端な感情を生みやすいんです。
アドレナリン分泌→イライラや怒り、攻撃性を高める
ノルアドレナリン分泌→不安、恐怖、抑うつ気分が強くなる
甘いものって食べているときはセロトニンとかドーパミンといったいわゆる「幸せホルモン」が出ているので気分がいいんです。でもそのあとに血糖値の上がり下がりがあって、結果的にはイライラや抑うつ的な気分になる可能性があるわけです。
取り過ぎた糖質は内臓脂肪になる
糖質はエネルギー源として重要な栄養素のひとつである。しかし取りすぎて余った分は中性脂肪となり、内臓脂肪として蓄積されてしまう。
それから、糖質は消化吸収が早いんですね。タンパク質だと3、4時間かかるところを、その半分の1、2時間でエネルギーに変換できる。その点、エネルギー効率は良さそうです。
でも摂り過ぎちゃうんですよね。摂り過ぎて血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンが分泌されて・・・という悪循環に^^;;
インスリンは別名「肥満ホルモン」とも言われ、脂肪細胞に脂肪を溜め込む働きがあるため、糖質ばかり食べていると内臓脂肪がどんどん蓄積されていってしまう。つまり糖質過多の食生活がインスリン分泌に負担をかけて、メタボリックシンドロームを招いているのだ。
肉を食べると頭の回転が速くなる
脳に必要な栄養素は、タンパク質である。脳の乾燥重量の40%はタンパク質でできており、神経伝達物質の原料もタンパク質であり、それをキャッチする受容体もタンパク質だからである。この神経伝達物質がとても重要で、私たちが考えたりひらめいたりするとき、脳内では神経伝達物質の信号が活発に行き来している。
タンパク質から神経伝達物質を十分に作り、それを放出させることができれば、情報のやりとりが頻繁に行われる。その結果、脳が活性化してアイデアがたくさん浮かぶようになる、というわけです。
脂肪を使う体質にする
血糖値が上がると脂肪よりも糖質を優先的に消費します。そのため、脂肪が落ちにくくなるそうです。
一方タンパク質はインスリン分泌が少ないので、必要量を食べているぶんには脂肪を増やす心配が少ない。
これは炭水化物なども含めた糖質を控えてお肉や豆類といった良質なタンパク質をとることで極端な食事制限をしなくても脂肪を落とすことができる、ということでもあります。
参考糖質制限をはじめて3週間〜1ヶ月経つと、体はエネルギーとして糖質よりも脂肪を使う代謝経路に変わってくるそうです。
まとめ
※引用はすべてこちらからさせていただきました。