趣味を楽しむコツ

脳科学で検証!!ピアノの初見を極めるために必要な3つの能力

2016年6月26日

初見力がつくと練習が楽しくなる

pianohand

楽器演奏が脳を活性化させる

楽器を演奏するというのはとても楽しいですね。

僕は音楽を聴くのも好きですが、自分で演奏するのも好きです。
趣味でピアノを続けていまして、気分転換にも最適。
仕事で疲れている時なんか頭がスッキリします。

ところでピアノは両手すべての指を使いますよね?
指先を動かすことが脳を刺激する。
10本の指すべてを使うピアノという楽器は脳を活性化させるには最適というわけです。

確かに、幼少期に正しい練習法でピアノを始めておけば、指を速く動かしたり、左手を器用に動かしたりするうえで有利な点はあるでしょう。しかし、大人になっても脳の神経細胞は増えるのです。
ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズムより。以下同じ

ピアノを弾くことで脳を活性化させることができる。
それが仕事や人間関係でも良い影響を与えてくれるわけです。

ピアノはなかなか持ち運びができない楽器ですが、いわゆる生ピアノにこだわらなければ、こんなモノもあります。
YAMAHA ヤマハ Pシリーズ 電子ピアノ ブラック P-45B

いや、もう安くなったものです^^

ピアノをはじめとする楽器というのは始めるのがたとえ遅くても、練習時間さえたくさん確保すればいつからでも上手になるチャンスは残されています。

始めるのに遅い、なんてことはありませんよ。

photophoto by kitakitts

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楽器演奏が楽しい理由

ピアノを弾くということは、単に手指や腕を動かすだけの身体的な作業ではありません。ピアニストは演奏しているあいだ、これから奏でる音楽を頭の中でイメージし、同時に、いま奏でられている音楽を聴いています。つまり、音楽の「未来」と「過去」を思い描きながら、演奏しているのです。

音を鳴らす前に頭の中にこれから鳴らそうと思っている音のイメージができあがっている。
そして実際に自分が鳴らした音がイメージ通りかどうかを常に確認しているわけです。

なぜ楽器の演奏が楽しいのか?

それは自分がイメージしたことをアウトプットすることができるからです。
自分の中にあるイメージを表現するということはやっぱり気持ちいいことなんですよね。

もちろんそれを誰かと共有して喜んでもらえたらさらにうれしいです。

耳はどんどん良くなる

したがって、音楽家の耳が良いのは、音楽をたくさん聴いているからだけではなく、自分の身体を使って楽器を奏でているからなのです。つまり、「楽器を弾けば弾くほど、耳が良くなって、わずかな音色やハーモニーの違いが聴きとれるようになり、音楽を深く繊細に感じられる」というわけです。

自分で楽器を演奏するようになると、音楽を聴くときに「この音はどうやって鳴らしているんだろう」という問題意識を持つようになります。

より集中して音楽を聴けるようになる。
その結果として、耳が良くなっていくんですね。

初見力を極める

初見というのは新しい楽譜を読んですぐに演奏できることです。

これは特別な能力というよりは訓練次第で高めていける能力と言えます。

音楽家は、音の記憶には通常使われていない神経細胞を使い、言うならば音を画像として覚えることによって、優れた記憶力を実現していると言えそうです。

初見力を高められるかどうかは脳の使い方にかかっています。

初見演奏のための3つの能力

1.短期記憶

ピアニストが初見演奏をする際の眼球の動きを計測すると、いま弾いている音符よりもさきにある「これから鳴らす音符」を見ていることがわかりました。したがって、いま弾いている音と、いま見ている音のあいだにある音符群を、わずなか時間ですが、記憶する必要があります。これが短期記憶です。

いわゆる「先読み」ですね。
これから演奏しようと思っている部分について、どの指を使ってどの場所をどんな音でならせばいいか、ということがわかっていればゆとりをもって演奏できます。

はじめはゆっくりでもいいので、先読みできる情報量を増やすことが重要です。

2.周辺視

ピアニストの眼は、書かれたすべての音符に1つずつ焦点を合わせていくわけではなく、わずかなあいだに、楽譜上のある1カ所に目の焦点を合わせて(固視と言います)、そのあいだに周りにある音符がどんな音符なのかを一気に把握し、その後、少し離れた箇所に目の焦点を合わせるために、眼球を高速度に移動すること(=高速眼球運動、サッケード)を繰り返しています。

これは速読の基本でもあるのですが、文字をひとつずつ追っていくのでは一度に入ってくる情報量が少なすぎます。

一度に二行、三行と読める範囲を広げていく。
これがページ単位になると驚くほど読むのが速くなります。

これと同じく、楽譜についても一度に入ってくる情報量を増やしてあげることで「これから弾く部分」が先読みできるようになる。
これが周辺視を使う、ということです。

これは普段から鍛えることができます。
読書もそうですが、外を歩いている時もできるだけ広い範囲が視野に入ってくるように焦点を合わせる。

練習しているうちに見える範囲が広がっていきますよ。

3.指使いの選択

適切ではない指で打鍵してしまうと、次の音を弾きにくくなりますから、実際に鍵盤を打鍵する直前に、前後の音を考慮に入れて、適切な指使いを素早く決定しなければなりません。

先読みが慣れてくると指使いまでイメージするゆとりが出てきます。

先に読み込める情報量が多ければ多いほど初見力はアップしていく、というわけです。

まとめ

楽器演奏というのは本当に奥が深いですね。
さらに脳との関係を見ていくとまた違ったアプローチで練習できる。

こちらの本は僕のように趣味で楽器をやられている方にもオススメですよ。

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