気付くことは成長だ
僕は連休中も基本的には仕事です。
が、世の中はゴールデンウイークですし、連休中はそれほど忙しいわけではない。というわけで、職場に向かいながらも頭の中は半分休みモード発動しています^^;
僕たちはものすごく情報の多い時代に生きているので、気がつかないうちに"見えない力"に動かされていることがたくさんあります。
それはあらゆる勧誘がそうだし、お金を使わせる仕掛けや、それをやらないとまるで損をしてしまうんじゃないかと思わせるサービスなどもそうですね。
でも冷静になって「これって本当に今の自分に必要なものなのかな?」と自分自身に問いかけてみると、そのほとんどが「余計なもの」だったりする。こういうことに気付くためにも、たまに立ち止まって振り返るということはとても大事なことです。
人間は人から無理やりやらされたことは長続きしませんが、自分で気付いて「これからはこうしよう」と決めたことというのは習慣化しやすい。人から「やせろ」と言われるとムカッとくるだけですが、たまに体重計にのったり、ふとお風呂上りに自分の姿を鏡で見た時は「これは本当にマズイ」と思いますから^^
ゴールデンウイークという長い連休は、そうやって自分をゆっくり振り返って気付きを得るにはとても良い機会ではないかと思います。
そんな中で僕が気づいたことを3つご紹介。
モノはそんなにいらない
僕の部屋はどちらかといえば物は多い方です。
でもそのなかで50%くらいは本やピアノの楽譜で、20%くらいはパソコンと電子ピアノ、あとはCDと昔ダビングしまくったMD(実際にはあまり聴きませんが)、そんなものです。いや、分類してみるとそれほど余計なものはない、むしろちょっと殺風景な部屋だなと思います。
といってこれ以上部屋を飾りつけようとか便利な収納棚があったら買おうという考えも今のところありません。
むしろもう何年も聴いていないCDとかほこりをかぶってしまっている本は処分しようと思っています。
いっときは「それでも5年くらいしたら読みたくなるかもしれない」と思い、実際にそれくらいしたら当時よりもずっと面白く読めた、という本もなくはありません。ただそういうことは本当にまれで、大半は処分することになる。それに、「いつか必要になるかもしれないもの」をとっておいたら、置き場所はどれだけあっても足りません。
そこで、「今必要ないもの」は処分しておくことにしました。
おもしろいもので、ものを捨てると頭の中にも新しいことを学ぶためのスペースが生まれます。そんなことから、モノはそんなにいらない、というのがひとつ目の気付きです。
古いものに価値がないわけではない
たとえばパソコンとかスマホなんかは新しければ新しいほど快適にとてもたくさんのことができます。
記録できる容量も飛躍的に大きくなるし、「それまで心配していたことを気にせずに使えるようになる」というだけでもできるだけ新しいものを使う価値があります。
ただ、古くなってしまったからどんなものも価値がないのかと言えば、それも違う。
僕がなかなか本を捨てられないのはそういった理由からです。
今や書籍もデジタル化が進み、スマホやタブレットで読むことができます。いつでもどこでも手軽に読める、ということについては素晴らしいことだと思います。
ただ、本というアナログのモノにもちゃんと存在価値があります。それはわかりやすい言葉でいえば、「簡単に見渡せる」ということです。
本に書きこんだメモとか折り目を付けたページ。特にお気に入りの本ならぱらぱらめくって、だいたいこのあたりにこんなことが書いてあったな、ということの目星がつきます。
なによりその本の存在自体が、いろんなことを思い出したりアイデアを得るための”トリガー”としての役割を担っている。
これをパソコンにすべて取り込んでしまうと、うん、確かにそこに書かれた文字やメモもすべて画面に表示できるかもしれないけれども、すべてがとてもフラットになってしまうというか、それまで体系的にまとまっていたものが頭の中で空中分解してしまう、そんな気持ちになってしまいます(これは僕だけかもしれませんが)。
というわけで、相変わらず僕の部屋の本棚はいつもパンパンです。
僕自身はデジタルものは大好きですし、デジタル化事体も大賛成です。ただそれとは別に、物としての存在価値も大切にしていきたい、というのが2つ目の気付き。
やっぱり家族は大事
僕はお酒を飲まないし、人付き合いも決して良い方ではありません。
人嫌いなわけではないのですが、こうしてブログ記事を書いたり、ピアノを弾いたり音楽を聴いたり、本を読んだりすることが好きなので、必然的に1人で過ごす時間を占める割合が多くなってしまうんです。
加えて、僕はできるだけ長い時間家族と過ごしたいというのがあって、そうなると本当にもう結果的にそうなってしまいます。
子供達はまだ小学生と幼稚園児ですが、もう10年もすれば一緒に過ごす時間も減っていくでしょう。それは正直なところさみしいことですが、それが子供達の成長なのですから仕方がありません。
いえ、だからこそ、子供達が巣立っていくまでのほんの短い間は少しでも一緒に過ごしたい、一緒に遊んで話をして、ああでもないこうでもないと正面からぶつかっていきたい。そういう思いが強くあります。
特別な教育は受けさせてあげられないかもしれませんが、子供たちが大きくなって思い出したとき、その記憶がなんらかの支えになってくれればいいな、なんて勝手に考えています^^
自分の人生はただ一度きり、子供達と一緒に遊べるのも限られた時間しかない。
となれば、やっぱり家族tと過ごす時間は大事だなとつくづく思いました。
これが3つめの気付きですが、これはまぁ、「気付き」というよりは「再確認」ですかね。