思った通りには伝わっていない
1.TPOを意識する
上手に話すことが目的になってしまうと、人の評価に意識が向いてしまいます。
その点、TPOを意識して話を組み立てておくと、話がブレにくくなります。
TPOというのは
Time(時間)
Place(場所)
Occation(状況)
の頭文字をとったものですね。
話ベタな方というはこのTPOを意識していないことが多いんです。
今、なんのために話をしているのか
話の落とし所はどこか
ということですね。
例えば普段家族や友達と話す内容と、職場で話す内容は違いますよね。
コミュニケーションをとって仲良くなることが目的なのか、正確な情報を伝えることが目的なのか、それとも相手を動かすことが目的なのか。
他にもいろいろな場面がありますが、自分が今、どのような目的で話をするのか、ということは明確にしておくことが重要です。
スポンサーリンク
2.聞いてもらう土壌を作る
熱く語れば誰でも真剣に聞いてくれるはず。
ついそう思ってしまいますよね。
ですが実際には、必ずしもそうではありません。
常に相手の状況によるんです。
あなたは自分が嫌いだったり、信頼できないと思う相手の話を最後まで聞くことができますか?
・・・ええ、ムリですよね。
でも意外とこの点が見落とされがちです。
逆に、よく知っていて信頼できる相手の話はすんなり受け入れてしまう。
これが、相手の状況による、ということです。
なので、まず必要なことは話を聞いてもらう土壌を作ることです。
そのために
聞きやすい声で話す
話題をストックしておく
といった気遣いも必要です。
相手や状況に応じて話題をストックしてあれば「あがり」を緩和する効果もありますので。
3.聞き上手になる
人付き合いが上手なひとはみんな聞き上手です。
ポイントとしては
あいづちを入れる
話を肯定する
リアクションをとる
などです。
自分がそのような姿勢で普段から接しているからこそ、相手に信頼される。
信頼されるから同じように話を聞いてもらえる、というサイクルができているわけです。
4.論理的に組み立てる
これには
起承転結
5W1H
が有効です。
必ずしも起承転結が正しいというわけではありませんよ。
ですが、「始め」と「終わり」を明確にし、内容を明確にするという点ではいずれも有効なフレームです。
なにしろ、あまりにも抽象的でフラットな話というのはつまらないですからね^^;
論理的にストーリーを組み立てる、ということです。
おもしろい話、引き込まれる話というのは、そのように組み立てられた話です。
聞き手を飽きさせないことも、大切な要素です。
5.イエス・バット方式
普段のコミュニケーションでは相手の話の内容を肯定するのが基本です。
気持ち良く話している時に、突然「イヤ、でもね・・・」と否定されるような言葉が入ると相手はムッとします。
いえコレ、逆の立場だったらそうですよね。
まず肯定しましょう。
その上で、自分が違う見解を持っているのであれば
「そうですね。そのような考えもひとつだと思います。ただ・・・」
とワンクッション入れるだけで、相手は「自分の意見は受け入れてもらえた」という安心感を得ることができます。
だから別の意見も聞いてみようかな、と思えるわけです。
まとめ
会話というのはお互いが話を聞く姿勢があってはじめて成り立ちます。。
そのために必要なのは小手先のテクニックじゃないんですね。
相手を思いやる気持ち、マナーです。
まずは話を聞いてもらえる状況を作ってみましょう。
口ベタでも話は必ず伝わります。
[amazonjs asin="4769607717" locale="JP" title="オールイラスト解説「上手な話し方」が自然と身につく45の法則―このルールとマナーを知れば、仕事や人間関係がたちまちいい方向へ流れ出す (KOU BUSINESS)"]