子供にゲームは必要か?
ゲームは楽しい
僕自身ファミコン世代なので子供がゲームをやりたがる気持ちがよくわかります。
ついついやり過ぎちゃうんですよね。
「ドラゴンクエスト」とか「ファイナルファンタジー」シリーズもかなりやりました。
これらは「ロールプレイングゲーム(RPG)」と呼ばれますが、主人公やその仲間たちが成長していく過程がたまらないんですよ。
もちろんストーリーも気になるので時間を忘れてしまうという。
要するにハマってしまうわけです。
大人も子供もその時その時でハマっているものは必ずあります。
それが音楽の場合もあれば、スポーツや読書の場合もあるでしょう。
ではどうして「ゲーム」と聞くと敏感になってしまうのはか?
それはやはり「不安だから」だと思います。
特に自分があまりゲームをやったことがないと、自分が理解できないものに子供が夢中になっているこので不安になるんです。
このままゲームのことしか考えられない人間になってしまうんじゃないかとか。
じゃあゲームクリエイターの方たちはどうなるんだって話にもなってきますし^^;
で、問題の本質はたぶん「そこじゃない」のではないかと思います。
photoDo you play? by Un ragazzo chiamato Bi
スポンサーリンク
関心持ってますか?
子供が小さいうちはゲームのソフトも親が買い与える場合がほとんどでしょう。
なので、子供に悪い影響を与えると思われるようなゲームソフトをわざわざ買うことはしません。
子供がゲームをやるのは楽しいからです。
頭も使いますし、特にオンラインゲームが増えた今、協調性も求められます。
その中で子供たちがゲームを通してどんなことを感じ、また学んでいるのかということを理解しないで頭ごなしにゲームそのものを否定するようなことを言ってしまうことこそ問題です。
参加する
なので、まずは参加してみましょう。
子供が今どんなゲームをやっているのかを知っていれば、話に加わることができます。
一緒にゲームをやる機会があれば一番良いです。
どのような内容でどういう時が楽しいのかということを知っていると、だんだん子供がゲームに熱中する理由が肌で感じられるようになってきます。
これ、大事ですよ。
イコール子供に関心を向けるってことですから。
親が関心を持つということは、子供がやっていることを肯定するということです。
子供は「わかってもらった」という感覚があると、親の言うことに耳を貸すようになります。
ちなみに小学校4年生の娘がハマっているのが
iPadの「マインクラフト」とWiiUの「スプラトゥーン」、それに「スーパーマリオメーカー」です。
どれも人気のゲームです。
マインクラフトは無限に自分の世界を作り上げることができます。
ゼロから自分の家や内装まで細かくこだわって作ったものを見せてもらいましたが、想像力を働かさなければそこまではできないでしょう。
しかも自分でYoutubeで検索して他の人が作った「作品」を見て研究することもあるので、それはそれで感心してしまいました。
スーパーマリオメーカーもオリジナルのコースを作り上げていくソフトですが、こちらは公開・共有ができるのでオンラインでのつながりも楽しみながら作っているようです。
[amazonjs asin="B012RDUHPK" locale="JP" title="スーパーマリオメーカー (【特典】ソフトカバー仕様ブックレット 同梱)"]
スプラトゥーンも一見単純なアクションゲームに見えますが、武器の特性を生かしたり戦略を立てる、あるいはオンラインで集まった仲間と協力していくなど、とても頭を使うゲームだと思いました。
[amazonjs asin="B00VDVY1C8" locale="JP" title="Splatoon (スプラトゥーン)"]
「ゲームなんて」となんでもひとくくりにしてしまうとそういうことは全く見えてきません。
ルールを作らせる
親が1日○○分だけ、など決めたところで、子供はまず守りません。
そのあと「なんでやめないの?」と説教をしても時間が経てば忘れてしまいます。
だからこそ、子供には「自己責任」というものを少しずつ教える必要がありますよね。
そのためには子供自身に決めさせればいいんです。
たとえば子供にルールを作らせる。
観たいテレビ番組を観る日はゲームはやらない
など自分で考えたルールを紙に書かせます。
それを見て話し合い、納得した上で名前も書かせる
「誓約書」ですね。
はじめはそれを守りますが、それでも少しずつあいまいになってきます。
その時にその誓約書を見せると、もうぐうの音も出ません^^
自分で決めたことですからね。
約束を守るというのはそういうことだ、ということを教えるのにはとても有効だと思います。
そしてきちんと守れたときは「よく守れたね」と褒めてあげる。
すぐにはうまくいかないかもしれません。
ですが、このような流れを作ってあげるのは親の役目だと思います。
まとめ
どんな趣味であれ、ワクワクして時間も忘れてしまうものがあるということはとても幸せなことです。
ただ、子供は自分をコントロールするのが苦手なので、その方法を少しずつ教えていく必要があります。
大きくなるにつれてやりたいことも変わってくるでしょうし、大人になればそれこそ自分の責任で管理していかなければいけません。
「ウチの子はゲームばかりやって困っている」
そう言う前に見直すべきことがありますよ、きっと。
[amazonjs asin="4501542306" locale="JP" title="テレビゲーム教育論―ママ!ジャマしないでよ勉強してるんだから"]