親が子供にできること
甘やかさない
子供が困っている姿を見るとつい手助けをしたくなる。
親ですからね、それは仕方ないんです。
ですが子供が自分で解決しなければいけない問題もたくさんあります。
僕たち親も、自分で自分の問題を解決してきたからこそ自立できた、ということを忘れてはいけません。
自分で乗り越えるから自信がつく
自信がつくから、また別の問題にぶつかっても自分で解決できるようになるわけです。
親が簡単に手を貸してしまうということは子供が成長する妨げになります。
放任するのではなく、一歩引いて見守る
ということです。
photoKids Sandles by kev-shine
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1.質問にすぐ答えない
子供はわからないことがあるとなんでも親に聞いてきます。
親にとっては経験済みでわかっていることなので、ついカンタンに教えてしまう。
知っているから教えたくなるんですよね。
でもそれが子供自身が悩んだり考えて答えを見つける機会を奪ってしまうことにもなります。
子供はわからないことは聞けば教えてもらえる、ということが当たり前になると、自分で調べたり考えたり、思い出すということをしなくなります。
人間の脳は思い出すたびに記憶を再構築します。
再構築された記憶は次に思い出すときに再構築されやすくなります。
つまり、思い出すたびに記憶が強化されるということです。
また「なぜ?」とか「どうして?」という問いかけをすると、自分の頭の中にあるさまざまな記憶を組み合わせて答えを見つけようとします。
たとえば子供に
「どうして空は青いの?」
と質問された時、
「色によって光の波長が・・・」なんて答えてしまうと、子供はそれ以上考えません。
なので、
「どうして青いと思う?」
と質問し返すと、子供は自分で考え始めます。
そこでちんぷんかんぷんな答えが返ってきても、それはそれで一つの答えなんですよ。
自分で考える習慣ができると、まず自分で考えてどうしてもわからないことを聞いてくるようになります。
そのあと自分が知っていることは丁寧に教えてあげればいいと思います。
パソコンやタブレットを使ってネットで検索する方法を教えてあげる、というのもひとつの方法です。
2.できたことは褒め倒す
子供は褒められると自信を持ちます。
今までできなかったことができるようになる
得意なことがさらに上手になった
そんな成長のひとつひとつを肯定してあげることで、自分にどんな能力があるのかを知ることができるようになります。
一方で自分勝手に行動した結果ケンカになったり、ふてくされたりすることもありますよね。
そういう時は叱るよりも
褒めない
という選択肢もあるんです。
叱られるからやらないようにしよう、より、褒めてもらえることをやろう、と考えるわけです。
褒めるということは子供にとって必要不可欠な「栄養」なんです。
どんなにモノを与えても栄養が足りなければ自分の足で歩けるようになりません。
3.役割を与える
家庭内で役割分担をするということも子供の成長に必要です。
親が身の回りの世話をなんでもやってくれる。
これでは子供は自分ではなにもやらなくなります。
なので、「お手伝い」というのはやはり大事なんです。
家事を手伝わせることで、子供は親が普段どのようなことをしているのか、理解できるようになります。
ご飯を作ったり、食器を洗ったり、掃除をしたり、洗濯物をしたり。
それまで文句ばかり言っていた子供も、お手伝いをやるようになると、だんだん文句を言わなくなってきます。
それは自分ごととして考えられるようになるからです。
自分でやってみてどれだけ大変かわかる。
親の気持ちが少しずつわかってくる。
同時に、役割を与えられることで「これは自分がやるべきことなんだ」という責任感が生まれます。
ママ(パパ)は食器を洗うから、洗濯物たたんでおいてね、というと子供は意外と喜んで手伝ってくれます。
まとめ
子供は自分の力でできると自信を持ちます。
もっともこれは大人でも同じですけどね。
だからこそ、子供が成長するチャンスを奪ってはいけないんですよ。
親としては危なっかしくて、頼りなくてつい手を貸してしまいたくなるんですが^^;
いつまでも子供を見てあげられるわけではないですしね。
一日でも早く自分の足で歩けるようにしてあげたいものです。
それが親が子供にできることなんだと思います。
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