お願いするほど成長できる
いつもやることがあり過ぎて、目の前の仕事をこなすだけで精一杯。
それでは新しいことにチャレンジしようとか、効率をアップして時短しようなんて、とても考えられません。
仕事ができるひとは、人にものを頼むのがとても上手です。
自分ではなくてもできる仕事はどんどん人にお願いする。
身軽だからフットワークも良くなる。
だから新しい仕事にチャレンジできるし、ゆとりがあるからチャンスも見逃すことがありません。
- 「忙しい」が口癖になっている
- 成長が止まっている気がする
- なかなか部下が育たない
そんな悩みを抱えている方はぜひ、「人にお願いするスキル」を磨きましょう。
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①得意な人にお願いする
職場で誰がどのようなことに強い関心を持っているかを知っていると、的確に頼みごとができるようになります。
例えばパソコンが得意な人にはパソコンでできる仕事をやってもらった方がいいですし、人をまとめるのが上手な人にはマネジメントを任せたほうが断然効率が良くなります。
どんな人にも必ず得手不得手があるので、この選択を誤ると部下や同僚は大きなストレスを抱えることになります。
なので僕は、「できるかどうか」よりも「やりたいかどうか」で仕事を任せたほうが効率が良いし、任された人間も成長できると思っています。
チェック
②気持ち良く引き受けてもらう
丁寧な言葉遣い
同じことを頼むにしても、言葉遣いひとつで受け取り方は大きく変わってしまいます。
下手に出る必要はありませんが、丁寧にお願いされたほうが気持ちがいいですよね。
僕は相手が上司でも若い部下でも、何か頼みごとをする時は必ず最後に「お願いします」と付けるようにしています。
大事なことはあくまでもタスクの完了です。
どうせやってもらうなら、気持ちよくやってもらうに越したことはありません。
必ずねぎらう
また、これも非常に重要なことですが、やってくれたことに対する感謝の気持ちもきちんと伝えるようにします。
という心の動きはみんな同じだと思います。
チェック
③完璧を求めない
ただし、同僚や部下に仕事をお願いしたからといって、完璧な結果を求めてはいけません。
相手に期待すれば期待するほど、思った通りの結果にならなかった時にガッカリしてしまうものです。
こちらが一方的に期待し過ぎてしまったために、相手の努力さえも否定してしまうことがあります。
これでは萎縮してしまうばかりですね。
ですが以下のようにするとどうでしょうか?
結果はどうあれ、まずやってくれたことそのものを肯定するようにします。
その上で間違いや不足している部分があれば、次からはこうしてほしい、ということを伝えればいいだけです。
チェック
伝える力もアップする
仕事をお願いすることで伝える力がアップします。
仕事を抱え込んでしまう人の中には、人に教えるのが苦手だからという方もいるのではないでしょうか。
ですがこれは全く逆で、仕事を手放そうとしないから人に伝える力が身につかないんです。
仕事をお願いするということは、相手の成長だけでなく自分自身の成長につながります。
仕事を分け与えることによって自分は新しい仕事にチャレンジできる。
部下や同僚もまた、任されることによって新しい仕事を覚えることができる。
チェック
まとめ
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