2016年4月の読書メーターまとめ
今月のおすすめ本
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1744ページ
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心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)の感想
自分のこころのあり方次第でおなじ現実が明るくも暗くも見えてしまう。自分のモノサシで考えて行動する。失敗から謙虚に学ぶ、「今」という時を大切にする。情報が氾濫している時代だからこそ、自分にとって不要なものは持たない、手放す。知らないうちに他人にコントロールされてしまわないためにも、シンプルな生き方を目指しましょう、という内容です。ネット社会で消耗してしまっている方はぜひ読んでみてください。
読了日:4月25日 著者:枡野俊明
美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?―できるビジネスパーソンになるための管理会計入門!の感想
ERPシステムの導入を中心にして展開していくストーリー仕立ての会計本。読み進めているうちに経理・会計についての基礎的な考え方が身につきます。ERPシステムは会社経営を最大限に効率化することを目的としたものですが、実際の導入ではさまざまな問題が生じてくる。現場の製造部門と販売の営業部門、経理部門とで大きな認識のズレがあり、思うような結果が生まれてこない。結果、システム導入には組織改革も必要であり、同時に経営者は現場の状況を正確に把握していなければいけない、ということがわかってきます。経営者の方にもおすすめ。
読了日:4月25日 著者:林總
どんな人とも会話がとまらず話せる本の感想
相手の立場になって話すことの大切さがよくわかる本です。あがりの克服法から呼吸法、質問の仕方や話題の引き出しを増やす方法など、具体的なメソッドをわかりやすく説明してあります。特に相手の良いところを探してほめる、ということはどのような場面でも有効です。また、会話の主役は相手だということを意識すると「話をしたい」という気持ちを抑えて聞き手にまわることができます。少しずつ普段の会話で取り入れていこうと思います。
読了日:4月25日 著者:金井英之
仕事・人間関係がうまくいく呼吸の教科書の感想
普段あまり意識しない「呼吸」の本です。疲れている時やストレスがたまっている時は呼吸が浅かったりします。ヘソの下にある「丹田」を意識して深呼吸すると、確かにスッキリしますね。呼吸は吐くことが基本、同時にポジティブなことだけを考えることも習慣にする。呼吸を整えることが頭を整理することにもなり、心も軽くなる。メンタルが安定していれば仕事も人間関係もうまくいく、というのは納得です。
読了日:4月23日 著者:加藤俊朗
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編の感想
マクロ経済政策の4つの目標として、「経済成長」「失業率の低下」「インフレ率の低下」「持続可能な国際収支」が挙げられ、順に解説してあります。こちらも「ミクロ編」同様にとても読みやすいです。世界レベルでみればGDPが低い国というのはたくさんあります。財政政策や金融政策がうまくいっていないことが主な原因ですが、一番大きいのはやはり教育が行き届いていないこと。そのために環境が汚染されて国民の健康が維持できないケースもあります。世界経済を見渡し、これからどのように変化していくのかということを考えさせられる一冊です。
読了日:4月16日 著者:ティモシー・テイラー
オールイラスト解説「上手な話し方」が自然と身につく45の法則―このルールとマナーを知れば、仕事や人間関係がたちまちいい方向へ流れ出す (KOU BUSINESS)の感想
イラストが多く、とてもわかりやすい本です。話し方の本ですが、テクニックよりも相手への気遣いやマナーを守るなど、人間関係の基礎固めの重要性を説いているところがとても印象的です。実際、こちらがどんなに伝えたいと思うことがあったとしても、相手に聞いてもらう姿勢をもってもらうことができなければ一方通行になってしまう。普段から話題をストックしておく、起承転結を意識して論理的に伝えることも必要です。また、相手の話を聞くことで相手の状況を理解するだけでなく、信頼関係も築くことができる。話し方とマナーはセットなんですね。
読了日:4月12日 著者:金井英之
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編の感想
まず、監訳者が池上彰さんということでとても読みやすい仕上がりとなっています。アメリカを例に説明されていますが、商品の値段や給料はどのように決まるのか、なぜ貧困層が生まれるのかといった本質的な問題は共通です。また、理論を学ぶことの重要性を説きつつ、理想や先入観にとらわれないこと、実際的であることが最も大事だというのも納得できました。経済学の基礎を学びたい方にはおすすめの本です。
読了日:4月9日 著者:ティモシー・テイラー著/池上彰監訳/高橋璃子訳
コーポレートコーチング 上の感想
この本では「コーチは目標達成の手助けをする存在」と定義付けています。もし会社や小規模な団体も含めた組織の構成員ひとりひとりがコーチの素養を身につけて、お互いコーチングできるようになったらそれは最高の状態ですよね。このコーチングを認知科学も取り入れながら説明してあるので説得力もあります。もちろん実践するのは簡単なことではありませんが、組織の土台を固めるために必要な要素だと思います。目標とするゴールの設定や共有なども含めて、規模が小さい組織ほど取り入れやすいのではないでしょうか。
読了日:4月8日 著者:苫米地英人
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