完璧を目指すな
仕事を通して学んだりスキルアップできることはたくさんあります。
いわば職場は自己成長の場でもあるわけです。
ですがあまり入れ込み過ぎると大きなストレスになってしまいます。
脳はストレスを受け続けると、副腎からグルココルチノイドという副腎皮質ホルモンを分泌します。
これが過剰に出ると記憶にとって重要な役割を果たしている「海馬」の神経細胞を壊してしまうこともあるそうです。
考え過ぎて仕事がストレスになると、ますます仕事が空回りしてしまうのはそのためです。
仕事に振り回されてはいけません。
仕事はきっちりコントロールしましょう。
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1.見える化する
仕事を組み立てるには準備が必要です。
その第一歩として、まずは現状あなたがどの時間帯にどのような仕事をしているのか書き出して見ましょう。
「仕事」というカタマリを「タスク」に分解する作業です。
今自分がどのような流れで仕事を進めているのかを把握しておくためです。
それがわかれば焦る必要がなくなります。
終わりが見えていれば気持ちはずっとラクになりますから。
2.分類・整理する
タスクに分解できたら、それぞれのタスクを分類していきます。
分類する時に気を付ける点は2つ
重要度
です。
言うまでもなく、まずはその日に仕上げてしまわなければいけない仕事を優先させます。
納期があるもの、急ぎで頼まれたイレギュラーの仕事などもそうですね。
次に、急ぎではないけれども重要な仕事というのもあります。
たとえばデータ分析とか戦略といった部分ですか。
自分がやったことを検証することも大事な仕事です。
振り返ることによって今後の仕事のやり方を見直すきっかけにもなりますから。
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目の前の仕事を淡々とこなしながらも、日々仕事のやり方を改善していく。
仕事は常に整理し、改善していく必要があります。
3.時間を決める
たとえばあなたがしている作業を半分の時間でできないか考えてみましょう。
1時間かかる作業なら30分ですね。
ええ、いきなり半分の時間というのはかなり厳しいですよね。
それでは10分ならどうでしょうか?
イチから見直せばなんとかなりそうかな?と思いますよね。
1時間のうち10分というと、割合でいえばおよそ17%です。
これが8時間であれば、その割合でいえば1時間以上短縮できることになります。
それまで1時間残業をしていた方は、残業せずに帰ることができるかもしれない、ということですね。
もちろんこれはあくまでも机上の計算です。
ですが、意識して短縮しようとしない限り、1時間かけていたものはやっぱり1時間かけて終わらせようとする。
それだけ脳はラクをしたがるんです^^;
4.完璧を目指さない
たとえば報告書の提出をするにあたって、100%の報告書を目指して期日を過ぎてしまうより、80%であったとしても期日までに提出した方が仕事の評価としては高くなります。
カラーできれいに作り上げられた資料より、シンプルかつ要点を押さえられた文章の方が伝わりやすい、ということもあります。
時間は限られています。
妥協するということではありませんが、自分に与えられた仕事の本質は何か、ということは理解しておくべきです。
あなたがいつも考え過ぎて仕事がストレスになってしまっているとしたら、常に100%を目指しているか、もしかしたらそれ以上を求めてしまっている可能性があります。
5.できたことを書き出す
仕事から帰ったら、あなたが「できたこと」を書き出してみましょう。
自分に自信を持てない人は、自分のマイナス部分を気にし過ぎる傾向があります。
できたことを書き出すことで自然と自分を肯定する習慣が身に付きます。
まとめ
仕事を効率的にこなしながらも、自分のメンタルもしっかりとケアする。
仕事は自分でコントロールする。
これが仕事と上手に付き合うためのコツですよ。