読書で人生が変わる
レバレッジを効かせる
本を読む上で最も重要なことは、学んだことをいかに実生活で活かすか、ということです。
特にビジネス書などは読んでいるときはモチベーションが上がって、様々なアイデアも浮かんできますが、読みっぱなしだと内容を忘れてしまいますし、結果的に何も変わらない、ということになりかねません。
これはインプットだけをしてアウトプットが疎かになっていることが原因です。
僕も本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』に習いレバレッジメモを作るようにしています。
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本を読んで線を引いたり付箋を貼った部分を書き出しておいて、いつでも復習できるようにしておく仕組みですね。
そこへ気づいたことも書き込んでおけばより記憶に残りやすくなります。
これがしっかりリンクしていることで読書の効果は驚くほどアップします。
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素直に読む
本の読み方はひとそれぞれですが、できれば効率的に知識を吸収したいものです。
日垣隆さんは著書『知的ストレッチ入門』の中でこのように言っています。
本を読むという行為は、書いている人の脳の中にいったん入るということにほかなりません。
その本の著者が自分と違う考えや価値観を持っているからこそ、新しい視点を学ぶことができます。
なので、はじめから批判的、懐疑的な目で読んでしまうとダメ出しすることに意識が向いてしまうので、何も吸収できなくなってしまいます。
自分と違う存在を受け入れることによって物事を今までと別の角度から見られるようになりますし、自分の考えを立体的に検証することもできます。
速読できない理由
ひとつの分野について入門書を10冊も読むと、その分野に関する知識の土台ができます。この土台を作らずに専門書を読もうとしてもなかなか頭に入ってきません。
さらに、入門書を読みながら実践で経験を積んでいけば、専門用語もリアルなイメージとして捉えられるようになります。
僕自身、仕事で経理になりたての頃は「経理入門」「誰でもわかる◯◯」みたいな本ばかり読んだものです。おかげで独学でもひと通り業務を行えるようになりました。
そこで、実践・経験と結び付けられる内容の本(自分の趣味、専門職など)ほど速く読めるようになることがわかりました。
様々な速読法がありますが、入門書でしっかりと基礎を押さえておくことが近道です。
ポイント
読書+実践=速読力アップ
「検索」だけで終わってませんか?
今の時代、わからないことがあってもパソコンやスマホで調べればなんでも答えが見つかります。皮肉なことに、その結果、僕たちは自分の頭で考えることが苦手になりました。
答えを見つける方法は知っているけど、どうしてその答えが導き出されるのかというプロセスまで追わないんですね。
ネットでも書籍でもいいですが、わからないことを調べる時は、常に「なぜそうなるのか?」ということを自分に質問してみましょう。
物事のルーツ、仕組みを理解するということです。
そして理解できたことが増えるたびに次に同じような内容に出会った時にパッと理解できる。その分読むスピードもアップします。
知識の土台を作れば本を読むスピードは確実にアップします。
ポイント
検索+質問=理解
まとめ
専門知識を学ぶ時はその分野の入門書を数冊読んで知識の土台を作る
わからないことは検索して調べてもよいが、必ず「なぜそうなるのか?」と自分に質問すると理解が深まる
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