毎日見るだけで効果抜群のアファメーションとは?
脳はラクをしたがる
脳は現状を維持しようとするので、それまでと違うことをやろうとすると、元に戻そうとする力が働くそうです。
たとえばダイエットをしようと思っていても、目の前においしいものがあればそれはつい手が出てしまいます。自己啓発のために勉強をしたり新しい趣味などをはじめると、「でもこの歳ではじめても...」と、どこからかネガティブな言葉が聞こえてきます。
そもそもこんなに大変な思いをする必要があるのか?
ちょっと退屈だけど、今のままでいいんじゃないの?
もっとラクに幸せを感じられる生き方だってあるよ。
とにかく脳はラクをするための言い訳はとてもうまいんですね。
だからこそ動機づけをして自分が望む方向に導いてあげる必要があります。そのためにとても有効なツールが「アファメーション」です。
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アファメーションは誰でもすぐにできる
アファメーションというのはコーチングの世界で使われるメソッドのひとつです。
わかりやすくいえば「肯定的な自己暗示」といったところでしょうか。
アメリカのルー・タイスという方が書いた『アファメーション』ではアファメーションを行う時のポイントを10個あげられています。
- 1人称を使う
- ポジティブであること
- 現在形を使う
- 達成志向であること
- 比較をしない
- 行動を表す言葉を使う
- 感情を表す言葉を使う
- 目標を正確に表現する
- バランスを図る
- 現実的な目標にする
簡単に補足しますと、
1は「私は」とか「僕は」という主語を使うということです。
2は「⚪︎⚪︎はしない」ではなく「⚪︎⚪︎になる」という表現を使います。
3はそのままで、「今まさに⚪︎⚪︎している」ということです。
4はすでに達成している内容を書きます。
5はあくまで自分だけの絶対的なゴールを設定。
6は達成した状態で自分がどんな行動をしているかを具体的に書くということです。
7は達成したときに、自分がどのように感動しているかを言葉にします。
8アファメーションは日々気づいたことがあれば修正を加えて精度を高めていく必要があります。
9仕事や趣味だけでなく、家庭や健康、その他のあらゆる活動に対してもゴールを設定していきます。
10書き出す文章はできるかぎりリアルに感じられるものにします。
【重要】繰り返し眺める
このそれぞれの項目に普段自分が考えている夢とか目標を当てはめていけばいいだけです。
そしてこれが一番重要ですが、紙に書いたりパソコンに打ち込んだものをとにかく毎日一日に何度も見るようにします。
普段から「メモは手書きでノート」という方はノートやメモ帳でもいいです。スマホ派の方はカンタンなメモアプリでも問題ありません。
手書きの方が記憶に残りやすいというメリットはあります
これを毎回見ることで脳はその内容が当たり前だと考え始めます。
これはもともと脳に、リアリティを感じる方を現実と勘違いするという性質があるからです。
実際、毎日見ていると自分でもその内容が達成することは難しいことではないと感じるようになります。うまくいかないのは能力やスキルより、メンタルの部分であることも多いようです。