本棚は自分の鏡。偏った本ばかり並んでない?
思ってもいなかったジャンルの本も買ってみる
僕は自分が関心があるジャンルと今まであまり関わってこなかったジャンルの2種類の本を買うことが多いですね。自分が好きな本ばかり読んでいると専門性が高まる反面、返って視野が狭くなってしまうリスクもあるからです。そのため、経理関係やビジネス書に紛れて、歴史書やエコロジー、物理学などの本も増えてきました。子供が大きくなれば共有できることもあるかもしれませんから、そういう意味で楽しく勉強させてもらっている、という感じです。
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本棚を眺める
そういう意味では自分の本棚ってよくよく眺めると面白いですね。今の自分の心理状態が見事に表れてます。僕は20歳くらいの頃ものすごく自分に自信がなくて不安な時期があって、本棚は見事に心理学とか哲学、自己啓発本で埋め尽くされていました。
ちょうど大学を中退したころだったのですが、ある時ふと本棚や積まれた本を眺めた時、自分でも「これは重症だな」と思ったものです。
速読は必要か?
■photo by Patrick Gage
速読はできた方が良いです。
短時間でたくさんの本を読めるので、インプットの量も質も大きな違いが生まれます。
ページを1枚の絵のようにとらえて画像として読み取る「フォトリーディング」というものもありますが、本の取捨選択をする時には使えると思います。ただ、僕はどうも「読んだ」「納得した」という感覚が得られず、それだけではちょっと不安なんですね。というより、もともと読もうとしている本の内容についての基礎知識がないと効果が薄いような気がしました。
僕もいろいろ試しましたが、結論としては
きちんと理解しながら読むしかない
ということでした。
専門書が難しく感じるのはそこで使われている言葉の意味そのものが理解できていないこと原因の場合が多いです。たとえばひらがなが多い本というのはスラスラ読めますよね。さらに字が大きく1ページあたりの文字数が少なければ、パラパラめくるだけでも理解できます。逆に漢字や文字数が増えるほど頭に入りにくくなるものです。
繰り返し読む
そこへさらに自分が知らない、あるいはきちんと理解できていない言葉がたくさん出てきたら、脳に入ってくる情報にフィルターがかけられます。
逆に言えば、基礎知識があればあるほど、フィルターがかからなくなるので、それだけ速くたくさんの情報をインプットできるということになります。
そんなわけで読む本の内容についての基礎知識をもっていることがとても大切なことだとが納得できました。逆説的ですが、速読をするには基礎知識を得る本の読書量が圧倒的に足りなかったということです。
読むのは遅いですが、できるだけやさしく書かれた本をゆっくり読むように心がけているので、少しずつわかるようになってきました。おそらくもう一度同じ本を読むときは、もっと速く読めるようになっているはずです。
同じ本を何回も読んでいると、「同じような内容の本」も速く読めるようになりますよ。基礎知識が十分にインプットできていれば、専門的な言葉が出てきても理解が早くなります。そしていつのまにか、はじめに読んでいた本がものすごく簡単に感じてくる。「スラスラ読める」状態です。
ここまでくると、「同じような本」であればかなりのスピードで読めるようになってます。
繰り返し読むことで記憶は定着する
専門書を読む
そうしてコツコツ読書を続けていると、自分が関心があるジャンルごとに「もっと深く知りたい」という欲求が生まれてきます。そこまできたら「専門書」に挑戦することをおすすめします。
僕も若いころから心理学の本はたくさん読んでいました。はじめは「これを読めば心理学がわかる」みたいな本ばかりでしたが、しだいにそこで紹介されている理論とかそれを説いた著者の方が気になってくるわけです。それでマズローとかユングとかアドラーみたいな有名どころから、読むようになりました。
一昔前であれば専門書は高価なものでしたが、幸い今はネット通販で簡単に手に入るようになりましたし、電子書籍という便利なツールでどこでも買ってすぐに読めるのでとても助かっています。
著者になりきる
普通に読んでいると、自分が理解があいまいな部分も気が付かないうちにさらっと読んでしまっていることがあります。
でも「自分がこの本を書いたんだ」というつもりで読んでみると、より深く読むことができるようになりますよ。
行動に結びつける
「知識としては知ってるけど、実践はできてない」ということ結構ありますよね。これを食べると身体に良いとか悪いとか。こうすれば成功する、人間関係がうまくいく、とか。でもなかなか実践できないものです。
やはりうまくいっている人に学び(あるいはマネをして)、実践してみることは王道であり近道なので、インプットしたことで「今できそうなこと」があれば、行動に移すことは大きな自信にもつながります。
ベストセラーの本を読んでみる
ジャンルを問わず、今のトレンドがとてもよく反映されています。僕も今はまだそれほど本にお金もかけられないので、タイムラグはありますが中古で出回ってから買うようにしています。
ベストセラーになる本と言うものはジャンルを問わず、その時代に必要とされる内容だったり、斬新な発想が含まれていることが多いので、読んでみる価値は十分あると思っています。段は絶対読まなさそうな本
【最重要】アウトプット前提
普段からアウトプットを意識していると、インプットも正確さを求めるようになります。
これはブログを始めてから特に意識するようになったことです。
せっかくブログを書いているのだから、普段自分がしていておすすめだと思うことはぜひシェアしたいものです。
そして読んでいただくからには少しでも正確な情報を提供したいという思いもあり、同じ本を何度も読むことが増えてきました。
誰かの役に立ちたい、伝えたいというアウトプット前提があると、確実にインプットの質は上がっていくと思います。
まとめ
パッと開けてパッとしまえる。
でかけるときに無造作にかばんに突っ込んでも平気。読んでいるときに落っことしたり、何かの拍子にふんづけてしまってもまぁ大丈夫です。
自由に線を引いたり書き込んだり、折り目をつけたり。本というモノはそうやって見た目にも「自分仕様」になっていくところがいいですね。