所得を増やすための選択肢
給料はカンタンには上がらない
誰しも給料が上がればうれしいですよね。
所得が増えれば今までガマンしてきたことができるようになるかもしれません。
いくらかでも貯蓄に回せるようになれば将来に対する不安もほんの少しはやわらぐでしょう。
だからといって、いきなり会社に「今のままではまったく足りないので給料を上げてください」といったところで当然ながらそう簡単に上がることはありません。
人事評価というのはとても難しいです。
ある程度の基準は設けておいたとしても、「協調性」とか「向上心」といった部分も加味していかなければなりません。
たとえばどれだけ個人の能力が高くても、チーム単位で動けなければ総体的な評価は低くなってしまいます。なぜなら、そういう人はひとを管理する立場にはなれないからです。
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あなたは責任を負えますか?
通常「課長」とか「部長」といった「長」がつくポジションになると役職手当がつくと思います。
ただ、上に行くほど仕事量が増えて忙しくなるかといえば必ずしもそうでもありません。
では何が違うのか?
それは責任の重さです。
自分が関わった仕事のミスは自分が責任をとれば済むかもしれません。
でも上に行くほど、自分の部下のミスも自分の責任になってきます。
だからこそ、全体を見渡す能力が求められるわけです。
小さな問題は放っておくと大きくなります。
そうならないように問題が小さいうちから手を打つことも必要なスキルです。
給料を上げて欲しいというとき、あなたにそれだけの責任を追う覚悟ができていますか?ということです。
あなたが経営者だとして、あなたという人間にいくら給料を払いたいと思うかということですね。
逆にいえば、あなたが「ここまでやっているのにこの給料では割に合わない!!」と堂々と言い切れるのであれば、それはその会社に正しく評価されていない可能性が高いです。
自分で自分の価値を説明できるということは、本来あなたは会社にとってかけがえのない存在のはずですから。
さらにいえば、他の会社であれば今より高い給料をもらえる可能性があるということです。
転職、あるいは独立しても成功する方というのはおそらくそういう方ではないでしょうか。
給料は稼ぐもの
黙っていても給料が上がっていく時代はとっくに終わりました。
また、経営状態が悪くなれば、当たり前のことを当たり前にやっているだけでは給料は減っていく可能性もあるわけです。
給料を上げてほしければ、自分がそれだけの価値ある存在になるしかありません。
黙ってありがたくいただくのではなく、自分で稼ぐということです。
それでは、ただがむしゃらに頑張ればいいのでしょうか?
休みもとらずにサービス残業をする。
これでは会社に良いように使われるだけです。
どうせ仕事をするなら、自分の価値を高められるような仕事のやり方をしましょう。
たとえば
専門知識を深める
経営のノウハウを学ぶ
などです。
誰にでもできることをどれだけ頑張っても、代わりは他にたくさんいる。
あなたしかできない仕事を育てていくことが自分の価値を高めることにつながります。
まとめ
普通に会社勤めをしていていきなり給料が倍になった、なんてことはもはやないでしょう。
そういう僕も普通のサラリーマンです。
僕は毎年自分で仕事の目標を立てることにしています。
毎年同じようなことをしていて、所得は増やしたいなんてムリな話です。
今年は経営の数字を分析し、数字の面で組織の土台を強化することを目標にしました。
来年は賃金規定の見直しなど、従業員が働きやすい環境を整備することを目標にしています。
このように毎年新しい目標を立てることで新しい勉強をすることになり、必要な知識が身につく、というサイクルが生まれます。
自分の価値を高めることができれば、堂々と言えますよ。
「もっと給料をあげてください」って。