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データ分析なんてカンタンだ‼︎
僕は経理という仕事がら数字に触れることが多いです。数字を分析して提案をするという機会も少なくありません。
会社のあらゆる数字を一望できるという立場はある意味経営者以上に数字を把握できるようになる、と言ってもいいでしょう。
数字を見たら頭がクラクラするという方もいらっしゃるかもしれませんが、基本をおさえるだけで仕事がおもしろくなる方法があります。<<<< strong>データ分析です。
「データ分析」なんて聞くと難しそうですが、肝心なことは目的意識なんです。<<<<<<<< 使って何を知りたいのか。<<<<<<<< したいのか。 具体的な目的さえ決まっていればデータ分析は誰にでもできるようになります。<<<<<<<< えてくれば仕事により深い関心を持てるようにもなりますよ。
①目的を決める
データ分析の基礎の基礎はそのデータを使って何をするのかを決めること。
ビジネスの世界で数値化できないことはほとんどないといっていいです。<<<<<<<< を把握し、緻密な計算をしても思った通りの結果を生み出すことは難しい。ましてその数字すら把握できていなければ会社の業績は上がりません。 例えば会社の売上が落ちてくれば、「ここのところ売上が悪いな」ということは感覚的にわかると思います。ただ、どの分野の売上がどれくらい落ちているのかがわからなければ、これからの対策を考えることはできません。
②比較する
会社の売上が落ちてきた時、データ分析する目的は「売上を回復させること」です。
データを分析する目的が決まったら、次はそのデータを他の数字と比較します。<<<<<<<< があるのかというと、現状の数字だけでは客観的な判断ができないからです。 たとえば売上予算というものがあります。<<<<<<<< く言えば、その売上を達成してもらわないと会社が儲からないよ、という基準です。 なので、現状の売上実績とこの売上予算とを比較するというのが第一ステップです。<<<<<<<< はどうだったのかを比較してみます。 すると、この分野は昨年より売上が伸びているけれども、この分野は落ちている、というようにバラつきがあることがわかってきます。 このバラつきに気がつくことができれば、昨年と今年とで何が違うのか、ということを考えられるようになる。 このように、データは比較することによって具体的な解決方法が見えてくる性質があります。③累計で見る
数字を見る時、できるだけ大きな視点で見るようにしましょう。< strong>最低3ヶ月単位、それも累計で見るようにします。<<<<<<<< 要があるのかというと、データは範囲が狭くなると本質が見えにくくなるからです。 例えば売上目標にしても、通常年間で予算というものは決まっているものですから、どこかの月で足りなかった場合、別の月で補わなければいけません。 これが累計で見る習慣がないと、「不足を何で補うか?」という発想すら出てこなくなります。<<<<<<<< 対して、昨年と比較して累計でどのような状況なのか、ということを知っておけば、今後のそれらの不足を加味した計画を立てなければいけない、ということがわかってきます。
④割り算を使う
僕はよく割り算を使います。< strong>平均値を出す時にも便利ですね。
平均値を知っておくと、自分の中に基準が生まれます。売上についても、予算や昨年の売上データの平均値をもっていれば、現状の売上平均値を出せば達成できているかどうかはすぐにわかります。
モノやサービスを販売するにしても「年間販売実績÷12」でひと月あたりどれくらい利用されているか、ということはすぐに抽出できます。これだけでも、ひと月あたりあとどれくらい販売すれば年間でどの程度の売上アップが見込めるのか、というシュミレーションができるようになります。
パソコンに頼り過ぎない
このあたりのことはすべてExcelなどの表計算ソフトを使えば一発なのですが、僕はときどきあえて手書きで計算します。
パソコンを使うと確かに答えはすぐ出せるのですが、手書きでイメージも含めて書き出していくとデータを立体的にとらえられるようになります。
⑤視覚化する
データを視覚化するということは、自分の中にイメージがなければできません。<<<<<<<< から隅まで把握できていたとしても、それを誰にでもわかるように説明するには数字や専門用語よりも、グラフであったり、イラストの方が効果的なことが多いです。 ただ、視覚化についても、はじめに目的ありきです。<<<<<<<< にこのデータを視覚化するのか、ということがわかっていないと、必要のない細かいデータをいれたり、大事な部分がわかりにくくなったりして逆効果になってしまいます。 いえ、僕も経理になりたての頃、パソコンでひとりよがりの自己満足な資料を作って「で、ここから何が言えるの?」という顔をされて恥ずかしい思いをしたものです^^;;