なぜあの人は若く見えるのか?
脳が衰えると・・・
脳を使うというのは、抽象思考をするということです。抽象思考というのはクリエイティブなことを考えること。
自分で考えてモノを生み出すということ。
ですがこれ、ルーティンワークしかやらないとどんどん衰えていきます。言われたことだけやればいい、わからないことは人に頼ればいい。その方がラクかもしれませんが、脳が衰えると身体的な老化も進んでしまいます。
神経伝達物質が減る?
会社勤めをしていると、その大半はルーティンワークです。頭を使わなくても「作業」として進められる仕事です。だからといって会社勤めはラクでしょうか?いえ、むしろ頭を使わない仕事は僕たちのストレスになっています。
会社に勤めることは、それ自体が日本人ビジネスマン最大のストレス要因といえます。
苫米地英人『15歳若返る脳の磨きかた』
これは脳を使わなくなると神経伝達物質の放出量が減ってしまうからです。「やる気ホルモン」と呼ばれるドーパミンとかアドレナリンなんかですね。成長ホルモンもそうです。成長ホルモンをたくさん出すことができなければ、見た目の老化も早まってしまうわけです。
神経伝達物質の放出が減れば、精神と肉体の活力レベルは当然、下がっていきます。
苫米地英人『15歳若返る脳の磨きかた』
《中略》
老化の原因は脳を衰えさせていることであり、光、酸化、乾燥ではないのです。
脳の衰えを止めるもっとも簡単な方法
苫米地英人さんは『15歳若返る脳の磨きかた』の中で、「脳の衰えを止めるもっとも簡単な方法」として
2.プログラミング
3.楽器演奏
の3つを挙げています。
プログラミングはちょっと敷居は高いですが、読書と楽器演奏はわりとすぐに実践できるのではないでしょうか?
読書とIQの関係
読書とIQの関係として、「IQの高さは読んだ本の数にほぼ正比例する」ということです。
これも好きな本、特定のジャンルだけではなく、書店のベストセラーを読むことを勧めています。
確かに、気がつくと同じような内容の本ばかり買っていたりしますからね^^;
楽器を演奏する
楽器の演奏は楽譜を見ながら、手、場合によって足も使いながら楽譜の内容を理解した上で演奏するわけですから、かなりの抽象思考を必要とします。僕は趣味でピアノを弾きますが、練習を終えると脳に心地よい疲労感があるのがわかります。
ピアノではなくてもギターなんかはどこでも練習できますし、比較的始めやすいのではないでしょうか?
意識に上げる
脳は使わないとどんどん衰えていくのですが、そのうち自分のことを客観的に見ることもめんどくさく感じるようになってしまいます。
自我の定義があいまいになっていくというのは、脳の究極の老化現象です。
苫米地英人『15歳若返る脳の磨きかた』
ええ、ボケてしまうということです。これ、年齢は関係ないんですね。いつまでも好奇心旺盛で行動力のある方はいくつになっても若々しく見えますから。
脳を鍛えるために普段から実践できる方法は、自己を観察してそのひとつひとつを意識に上げるということです。ひとつひとつの行動、指先の感覚に至るまで感じていることを意識に上げていくわけです。
これはやってみるとわかりますが、はじめはかなり疲れます。でも同時に、「あ、頭使ってるなー」ということも感じられます。
過去に生きない
過去の記憶の中に甘んじて生きる人は、老化が早まり、死んでしまう。
苫米地英人『15歳若返る脳の磨きかた』
過去にばかりとらわれているということは、未来のことだけでなく、今現在の自分のこともおろそかにしてしまっている状態。よく「昔は良かった」というようなことを言う方がいますが、新しいことを拒否してしまっているので、頭が固くなってしまいます。
命の質は社会的地位や職業とはまったく関係がありません。それは、生きている間にどれくらい多く楽しんだか、喜んだか、充実したか、満足したかによってきまるのです。
苫米地英人『15歳若返る脳の磨きかた』
まとめ
いつまでも若々しい人は普段から頭をよく使っている。
大切なことは常に目標を持ち、意識的に毎日を大切に過ごすこと。