転職は最終手段にとっておく
僕は働くということについてはときどき思うことがあります。
それは、もし仕事がおもしろくなかったら、毎日はとてもツライだろうな、ということです。
一日のうち8時間以上を仕事で拘束されるわけですから、その時間こそおもしろ楽しく、有意義に使わなければなりません。
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確認しておきたい3つのこと
僕が普段仕事をする上で意識していることは3つ。
- 今の仕事を好きになる
- お客さんの笑顔をイメージする
- 自分で仕事をコントロールする
仕事を好きにならなければ働くこと自体がストレスになります。
お客さんのことを考えなければ良い商品やサービスは生まれないし、仕事に追われる環境では自分のスキルを磨くこともできません。
転職を考える前に、今の職場で改善できることがあるかもしれません。
①今の仕事を好きになる
仕事でただ目の前のタスクをこなすだけという毎日はつまらないものです。
といって思い切って転職しても、必ずしも自分が好きなこと、やりたいことができるとは限りません。独り身ならまだしも、家族がいる人にとっては転職はリスクが大きいですよね。
自分が好きなことを生かす
僕はスーパーマーケットで裏方の仕事をしていました。
バックヤード(作業場)で商品を加工してパックし、売場に並べるというのが主な作業です。もともと希望して入った職種ではあったのですが、いざ入ってみると想像していたのとちょっと違うんですね。
人間関係がうまくいかないとか仕事そのものが嫌だとかそういうことではありません。自分が得意なことを生かせていないという思いがひっかかっていたんだと思います。
入社当時、僕にはずっと気になっていることがありました。パソコンを使いこなして仕事をしている人がいなかったんです。
手書きが悪いということではないのですが、数値管理やスケジュールなんかもパソコンを活用すれば効率よく正確にできるはずだ、という確信がありました。
そこでパソコン業務に活路を見出すことにしました。
チャンスと思ったらすぐ行動
現場担当者だった頃も、会社の経営数字が気になっていました。
結婚して子供も生まれたので、勤めている会社の将来というのはやはり気になりますからね。
会社は儲かっているのか、どのような経費がどれくらい使われているのか、そういうことを知りたいと思っていたんです。
日常業務の合間を縫うようにパソコンで様々なフォーマットを作ったり報告書を作成していくうちに、同僚からパソコンの操作方法などを聞かれるようになりました。
そんな環境になってしばらくすると、前任の経理担当者が定年退職することになったんです。これは僕にとって最大のチャンスです。
すかさず「僕にやらせてください」と手をあげて、晴れて経理業務を兼任するようになりました。
これは僕にとっては仕事の分岐点でした。
チェック
②お客さんの笑顔をイメージする
扱う商品がモノであれサービスであれ、お客さんに使ってもらえなければ意味がありません。また、「買う側の視点」を忘れてしまうと仕事は単なる自己満足になってしまいます。
自分がどれだけ頑張ったとしても、お客さんに「いらないよ」と言われたらそれまで。予算を達成できなければ昇給・賞与なんて夢のまた夢です。
だからこそ、常に自分のお客さんを具体的にイメージしておく必要があるわけです。
この商品を誰に買ってもらいたいんだろう?
そもそも自分がお客さんの立場だったら買うかな?
お客さんが喜ぶ顔をイメージすると、仕事は単なる「作業」ではなく「プロジェクト」になります。今やっているこの作業が、お客さんの笑顔につながると思えば自然とモチベーションもアップします。
どうすればお客さんに喜んでもらえるのか、という視点で仕事をするようになると良いアイデアもたくさん浮かんでくるものです。
チェック
③自分で仕事をコントロールする
仕組みを作り、管理する立場になると自分の仕事をコントロールできるようになります。
自分で仕事を組み立てられるようになってはじめて、自分が何を求められていて、どういうことをすれば貢献できるかということが考えられるようになります。
ただし仕組みを作るにはその仕事を完全に理解している必要があります。少なくとも自分が得意とする分野については社内の誰にも負けない知識とスキルを身につけましょう。
僕の場合はとにかくこの会社ではパソコンに関してプロフェッショナルになろうと決めました。
ExcelやWordはもちろん、必要に応じてinkscapeのような描画ソフトの操作方法も勉強し、数値管理や販促物の作成に生かしています。
とはいえすべての機能をマスターする必要はなくて、仕事上求められるスキルからマスターしていけばいいと思います。
僕の場合は求められているのが「スピーディーに必要十分なアウトプットをすること」なので、いかに効率よくわかりやすい形でアウトプットできるかが重要になってきます。
その上で「どうすればこの時間で形にできるだろうか」と考えることは、ある意味ゲーム感覚で楽しめたりするものです。
このように、自分で仕事をコントロールできる環境を作れたら、間違いなく仕事が楽しくなります。
仕事が楽しくなるということは、毎日働くことが楽しくなるということです。
まとめ
自分が得意なことなら会社に貢献しやすいし、自分のスタイルを確立しやすくなります。
転職はあくまでも最終手段と考えましょう。
日本能率協会マネジメントセンター
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