イライラしていては運も逃げる
自分を嫌いになる仕組み
人はどんな時に自分のことが嫌いになるのでしょうか?
それは自分の気持に嘘をついてしまった時です。
NOと言いたい時にNOと言えない。
ほしいものを「ほしい」と言えない。
自分にウソをつけばつくほど、自分のことは嫌いになっていくわけです。
なのでまずは自分の本音を知ることが優先課題となります。
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1.日記をつける
家族や友人、ビジネスの場でもそうですが、お互い常に本音だけで付き合っていたら衝突してしまいます。
そこで僕たちは衝突を恐れて無意識のうちに自分のホンネを隠そうとするわけです。
こうして本音を隠すことが習慣になってしまうと、自分の本音と向き合えなくなってきます。
自分の本音と向き合うために有効なのが今どのように感じているのか、本当はどうしたいのかということを記録しておくことです。
これは手書きでもパソコンでもいいのですが、毎日数行でも日記をつけることをおすすめします。
日記というのは誰かに見せるものではないので、普段人に言えないことや、本当はこうしたい、ということをどれだけ書いてもいいんです。
そこで、自分がどんなときに喜びを感じたり、怒ったりするのかをしっかりと記録する。
なぜ自分の本音を記録する必要があるのかというと、自分の感情をそのままアウトプットすることで自分の感情を肯定できるからです。
本音は出さなくても、それを否定する必要はありません。
チェック
2.感情を否定しない
感情は人間の生体反応ですから、人がどう思おうと、自分が感じたことは自然な反応です。
大切なことはその生体反応に対してどういう行動をとるか、ということです。
例えば日曜日の夜、「明日会社に行きたくないな」と思ったとします。
なぜ行きたくないのかと考えてみると、嫌いな上司がいて、その上司と顔を合わせることがストレスになっていた。
そこでまず「上司のことが嫌いだ」ということを受け入れる。
受け入れることで自分を肯定できれば、「嫌いだけど自分の上司だから仕方がない」という事実も受け入れられるようになります。
その上で上司とうまく付き合っていく方法を考えてもいいですし、どうしても限界であれば転職を考えるかもしれません。
いずれにせよ、一度自分の感情を受け入れることで冷静になり、具体的な対処法を考えられるようになります。
チェック
3.良いところを探す
僕はどんな人からも学ぶべきものがあると思っています。
たとえ自分とは性格的に合わないとか、嫌いだと思う人であってもそれは変わりません。
たとえば人を使うのがヘタでも、仕事は絶対にミスしない。
いつもマイペースだけど陰でみんなのフォローをしてくれている、など。
特に嫌いな人のことは「嫌い」という色メガネでみてしまうので、良いところがあっても見えにくいんですよね。
自分には持っていない良いところとか、尊敬できる部分がたったひとつでも見つかると、見方が少しずつ変わってきます。
自分の良いところも見える
相手の良いところを探すことにはもうひとつメリットがあります。
それは、自分の良いところを探す練習にもなることです。
人の良いところを探そうと思った時、いろんな角度から見てみようと思いますよね。
今までよりも深く関心を持とうとする。
これを自分自身にも行うわけです。
あなたにも「これは得意」とか「これなら誰にも負けない」というものが必ずあるはずです。
そこにフォーカスすることで、自分のことを嫌う理由がなくなっていきます。
このように良いところを見ることを習慣にすることで相手に対する見方も自分に対する見方も変わっていきますよ。
4.褒める
僕は相手の良いところ、スゴイな、と思うところがわかったらその場で直接伝えるようにしています。
その方が喜んでもらえるというのもありますが、これも自分自身のためでもあるんです。
人を褒め続けていると、褒める思考パターンが強化されます。
そのため自分の良いところが見えやすくなる。
こう考えてみると、自分を嫌いになるのも好きになるのも毎日の思考パターンに大きく関係があるということがわかりますね。