褒められると人は動く
大変なのは自分だけ?
普段は仕事で家にいないので、昼間は家事も育児も奥さんに任せきりになっています。
毎日、家族全員分の布団を干したり洗濯物をしたり、食事の後片付けもしているわけです。
加えて子供達のわがままに付き合いながら買物に行ったり掃除をしたり。
僕もつい、「仕事の方が大変だよな」と思ってしまいます。
ですが本当は家事や育児も同じように大変なんですよね。
自分だけ大変な思いをしている、なんて考えるのは良くないですね。
誰だって自分がどれだけ苦労しているかわかってもらいたいものですし、褒めてもらいたいと思っているものです。
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1.ねぎらう
例えば台所での洗い物では、奥さんはいろんなアイテムを駆使してとても丁寧に洗い物をしていました。
たとえばこんなの
僕もたまに後片付けの手伝いをしますが、目の前にあっても使ったことがありませんでした。
奥さんが言うには、毎日のことだからこそ、きっちり洗っておかないと汚れがたまってきて落ちなくなってくるということでした。
皿洗い、後片付けひとつとってみてもいろんなコツがあって、仕事と同じように効率的にこなさなければなりません。
そういうことを感じた時に「いつもありがとうね」と伝えれば、家事の苦労をきちんと認めることになります。
自分が大変だと思っていることを人に理解してもらうのは難しいものです。
同時に、他の人が大変だと思っていることをこちらが理解することもまた、難しいですね。
だからこそ仕事でも、普段は厳しい上司から「いつもありがとうね」と言われたら、それだけでモチベーションが上がります。
ねぎらいの言葉もまた、人を動かす大きな力を持っています。
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2.褒める
大人も子供も、人から褒められるとうれしいですよね。
褒められるとうれしいのは、自分の努力や長所を認めてもらえた、と思うからです。
だからこそまた褒められたいと思って、さらにその長所を伸ばそうとする。
子育てにおいて褒めることが必要不可欠なのは、まさにそういう理由からです。
勉強が嫌いな子供は勉強で褒められたことがないんです。
テストで100点でなければ褒めてはいけない、というルールがあるわけではありません。
いつもどうしても50点しかとれない子供が60点とれたら、それはそれで褒めてあげればいいと思います。
本人の中ではその10点を伸ばすことはとても大変なことだったかもしれませんから。
相手に対する期待値を少し下げてあげれば褒める機会はどんどん増えていきます。
これは自分自身に対しても言えることですけどね。
自分ができて当り前だと思っている事も、他人から見たら「すごいこと」である可能性があります。なので僕は、自分にできないことをいとも簡単にやっている人がいたら、ストレートに褒めることにしています。
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3.肯定する
自分と違う価値観や考え方を受け入れることに抵抗を感じるものです。
ですが違うからといって否定してしまうと、自分もまた同じ理由で否定されてしまうことになります。
否定するということは存在を認めないということ。
特に、根拠のない一方的な否定は相手を傷つけるだけです。みんな生まれ育った環境も好みも全く違うわけですから、まずはその違いを認め合うことが先だと思います。
職場でもそうですが、上司が部下の仕事の進め方について、いちいち「そんなやり方じゃダメだよ」なんて言ってしまったら、部下はおもしろくありません。
もっと良い方法があると思う時は「それもいいけど、こういうやり方もあるよ」と教えてあげればいいんです。
チェック
まとめ
自分がされてうれしいことを人にもしてあげるというのは、やはり黄金ルールですね。
また、なかなかモチベーションが上がらない、という方は目標のハードルを少しだけ下げてみるといいですよ。
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