社会人になったら人の話をうのみにしてはいけない理由

自分の頭で考えよう

新入社員の頃は大きな夢や目標を持って勉強を続けていたのに、いつのまにか日常の業務で満足するようになります。

これは「今のままでいい」という環境の中で仕事をしているうちに自然とそうなってしまうからです。

たとえばあなたに説教をしたり、批判をする人のことをよく観察してみてください。どのような立場にいたとしても、あなたの周りには新入社員の頃抱いていた夢や目標を今も同じように持っている人は見当たらないでしょう。

僕たちは脳の性質上、どうしても周りの環境に合わせようとします。だいたいみんなと同じような水準の仕事をしようとする。
だからサボるのも抵抗があるし、目立って成果を上げることに対してもなんだか気が引けてしまう。

たとえば会社のレベルというものは、「みんなの仕事のレベル」で決まります。もともと高いレベルで仕事がなされている環境では、そこに入った人間は同じように高いレベルでいることが当たり前のことだと感じる。逆もしかり。要するに僕たちは環境にひっぱられやすい、ということです。

良い説教と悪い説教がある

社会人になると、ベテランクラスでありながら、特別向上心を持って仕事に向かうでもないような人達からの説教は多くなります。特に長々と「お説教」をするタイプはそういう方が多いです。
では説教の内容はというと、大きく分けて2つ。

ひとつは足りないことに対する指摘。これは経験の浅い部下などに、もっとステップアップしてほしいという思いから出るアドバイスなので、「良い説教」と言っていいでしょう。

もうひとつは「そんなに頑張るなよ」という内容。
これは部下や同僚を気遣ってのことではなく、そこまでやられてしまうと自分たちの立場が危うくなる、だからそれくらいでやめておけ、という話です。

あの人の説教を聞いた後はなぜかわからないけどモチベーションが下がるんだよな、という場合は「悪い説教」ですね。

いえ、もちろん本人にはそんな自覚はないんですよ。でも、もう自分は今のままでいたい、今のポジションをキープしたいと思っているので、それを脅かす存在をなんとか抑えておかなければ、と感じてしまう。

なぜなら人は変化に弱いから

こういうことって日常生活の中にいくらでもありますよ。

自分がわからない分野のことを部下が進めようとしていたら、理解できないからとりあえずストップさせておこうと考える(ITでもっと仕事を効率化できますよ、なんて話をするとたいてい嫌がられる、とか)。

いつも高いモチベーションでバリバリ仕事をする部下がいたら、できていない部分を探してそこを徹底的に叩いて評価を下げる。

結果、若手社員の提案は却下され、積み上げた努力は認められず、「評価されないならそこまで頑張らなくてもいいや」とやる気を失う。こういう構図というかパターンは本当に当たり前のように日常の職場に転がっています。

なぜそんな非合理的なことが行われるのかといえば人は変化に弱いからです。
それをやれば状況が良くなるとわかっていることでさえも、今の生活パターンを変えることに大きなストレスを感じてしまう。

だから「結果的に」人が成長せず、会社も良くならないわけです。

人の話は「参考程度」で

そんな意味で僕が思うのは、社会人になったら人の話はうのみにしてはいけないということです。上司の話をありがたく聴くことも大事です。でもそれは「参考程度」にしておきましょう。

なぜそんなことをいうのかというと、社会人になって一番怖いことは「自分の頭で考えなくなってしまうこと」だからです。

話を聞いて、へぇなるほど、それは自分の仕事に取り入れてみよう、というものがあってもいいし、それは本を読んだり、ネットで調べたことでも同じです。

ただ、最終的にはそれがすべてではなく、自分で考えて計画を立てて、それがうまくいってもいかなくても、自分で自分を分析して次に備えることができるようになる、自分のスタイルを作る、ということが大事なんです。

こんな言い方をすると語弊がありますが、僕が「この人は使えないな」と思う人はどういう人かとえば、やはり自分の頭で考えない人なんです。指示されないと動けない、指示された通りにしかできない。

経験が浅くても、知識が足りなくても、自分とまっすぐ向き合って考えて行動している人は右肩上がりで成長していきます。

人の話をうのみにしないために

僕が人の話を聴くときに気をつけていることはいろいろあるのですが、その中でも重要だと思うのは

相手がどんな意図で話をしているのか
相手自身のライフスタイルはどうなのか

の2点です。

「相手がどんな意図で話をしているのか」というのは、先ほどの例を見ればわかる通り、上司の話というのは必ずしもこちらのことを考えての内容ではなく、「いいからそのままでいろ」というネガティブなメッセージが含まれている場合もあります。

この状況、このタイミングでこの人がなぜ自分にそんな話をしているのか、この人の本音、意図はなんだろう、ということを考えておく。すると、言葉の端々に出てくるネガティブなメッセージに気が付けるようになります。

もうひとつの「相手自身のライフスタイル」というのは、早い話が「なにを偉そうに」ということです。自分ができていないのに「こんなこともできないの?」みたいなことをいう方がいますが、「おまえが何を偉そうに」と感じる相手の話はやっぱりうのみにしてはいけません(説得力もないですし)。

まとめ

社会人になって最も重要なことは言われたことを100%できることだけでなく、自分の頭で考えて行動できるようになることです。他人のアドバイスにはネガティブな要素が入っている場合もあるので、参考程度に聞いておくことで、自分のモチベーションを維持する必要があります。

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